観光ビジネスの最前線を走る株式会社VISIT東北が、大きな決断を下しました。パソナグループの一員として地域活性化を牽引してきた同社は、拠点を仙台市から宮城県丸森町へと完全移転させたのです。2019年07月10日に発表されたこのニュースは、単なる事務所の引っ越しではありません。現場に深く根ざすことで、地域経済を内側から爆発させる覚悟の表れと言えるでしょう。
これまでも同社は、2017年02月に「宮城インバウンドDMO」を設立し、2018年には地域商社「GM7」を立ち上げるなど、丸森町をビジネスの戦略的拠点として重んじてきました。「DMO」とは、地域の観光資源を磨き上げ、データに基づいた戦略で集客を担う専門組織を指します。今回の本社移転により、農業と観光を掛け合わせた事業展開はさらに加速し、人口減少に悩む自治体の希望の光となるはずです。
地産地消の極み!丸森産米粉が躍る「生タピオカ専門店」の誕生
本社移転に合わせ、2019年07月27日には待望のタピオカ専門店「どっと堂」がオープンを迎えます。昨今のトレンドであるタピオカに、丸森町の豊かな農産物を融合させた注目のスポットです。最大の特徴は、台湾産の粉に地元の米粉を配合して店内で手作りする「生タピオカ」の食感にあります。SNS上では「都会の行列に並ばなくても、ここでしか味わえない究極の一杯が飲める」と期待の声が広がっています。
さらに驚くべきは、原料の自給自足を目指すという攻めの姿勢です。2019年06月からは、タピオカの主原料であるキャッサバ芋の栽培を町内で開始しました。2020年度には自社生産の粉を練り込んだ、完全なる「丸森産タピオカ」の提供が予定されています。単なる流行に乗るだけでなく、農業振興まで視野に入れたこの取り組みには、地域商社としての誇りを感じずにはいられません。
私自身の見解を述べますと、このプロジェクトは「持続可能な地方創生」の教科書的な事例になると確信しています。外部から支援するだけではなく、企業自らが住民となり、特産品を現代のトレンドに再解釈して発信する。この泥臭くもスマートな戦略こそが、地方の景色を変える原動力になります。丸森町が「タピオカの聖地」として脚光を浴び、活気に満ち溢れる未来が今から楽しみでなりません。
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