現代のスマートフォンに欠かせない「目」とも言える重要なパーツ、CMOSセンサーの市場において、日本のソニーが圧倒的な存在感を放っています。2019年07月25日の発表によると、イギリスの調査会社であるIHSマークイットの集計で、ソニーの2018年における金額ベースの世界シェアは50.1%に達しました。世界で流通するセンサーの半分以上がソニー製という驚異的な数字は、同社の技術力が世界標準であることを物語っています。
ここで登場するCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーとは、レンズから入ってきた光を電気信号へと変換する半導体のことです。デジカメやスマホの画質を左右する心臓部であり、光を捉える感度や処理スピードが性能の鍵を握ります。SNS上では「iPhoneのカメラが綺麗なのはソニーのセンサーのおかげだったのか」といった驚きの声や、「日本企業が世界でこれほど戦っているのは誇らしい」といった応援のコメントが数多く寄せられています。
多眼化トレンドが追い風に!拡大し続けるイメージセンサー市場
ソニーがこれほどの強さを維持できている背景には、スマートフォン市場における「複眼化」の波が大きく関係しています。最近の機種ではレンズが2つ、3つと搭載されることが当たり前になっており、端末1台あたりに使用されるセンサーの数が増加しました。このトレンドが追い風となり、市場全体の規模が右肩上がりで拡大しているのです。ソニーはこの需要を確実に捉え、高精細な画像を求めるメーカーの期待に応え続けています。
編集者の視点から見ても、ソニーの戦略は非常に見事だと感じます。かつてウォークマンで世界を席巻した同社が、現在は目に見えない「部品」という領域で世界のインフラを支えている姿には、モノづくり企業の底力を感じずにはいられません。単なる価格競争に巻き込まれるのではなく、圧倒的な画質という付加価値で勝負している点が、競合他社を寄せ付けない最大の要因でしょう。今後、自動運転車やIoT機器への応用が進む中で、この勢いはさらに加速するはずです。
コメント