女子サッカー界の頂点を決める熱い戦いが、いよいよクライマックスを迎えます。2019年07月28日、東京・味の素スタジアム西競技場にて「プレナスなでしこリーグカップ」の準決勝が開催されました。昨年の王者である日テレ・ベレーザが、浦和レッズレディースを相手に、手に汗握る劇的な逆転劇を演じています。
試合は序盤から浦和が主導権を握り、日テレは2点のリードを許す苦しい展開を強いられました。しかし、前半終了間際に籾木結花選手が貴重な得点を挙げたことで、反撃の狼煙が上がります。この一点がチームに勇気を与え、後半のドラマへと繋がっていったのでしょう。諦めない姿勢こそが、強豪チームの真骨頂と言えるのかもしれません。
後半に入ると日テレの猛攻が始まり、宮沢ひなた選手のゴールでついに同点に追いつきます。勢いに乗ったチームを勝利へ導いたのは、エースの田中美南選手でした。彼女が放った渾身の一撃が決勝点となり、3対2というスコアで昨年の女王が2年連続の決勝進出を掴み取っています。個々の技術の高さが光った、非常に見応えのある一戦でした。
この劇的な勝利に対し、SNS上では「これぞベレーザの底力」「逆転勝ちの執念がすごい」といった称賛の声が相次いでいます。0対2という絶望的な状況からひっくり返す勝負強さは、ファンにとっても驚きだったようです。8月に行われる大一番に向けて、サポーターの期待感は最高潮に達していると言っても過言ではありません。
なでしこリーグカップとは、リーグ戦の合間に行われるトーナメント形式の大会で、若手の起用や戦術の試行錯誤も見られる重要なタイトルです。負けたら終わりの緊張感の中で、日テレが示した修正能力は群を抜いていました。プロフェッショナルとしての意地と、日々の厳しい練習の成果が、この逆転勝利という形で見事に結実したのです。
私自身の見解としては、今回の日テレの逆転劇は単なる勝利以上の価値があると感じます。追い込まれた状況で焦らず、着実に得点を重ねる精神力は、現在の女子サッカー界を牽引するリーダーに相応しいものです。浦和も素晴らしい戦いを見せましたが、勝負どころでの決定力の差が、最終的な明暗を分ける結果となったのではないでしょうか。
運命の決勝戦は、2019年08月03日にキックオフされます。対戦相手は、日テレの宿敵ともいえるINAC神戸レオネッサに決定いたしました。なんと2年連続で同じ顔合わせとなり、女子サッカー界における「2強」のプライドが激突する最高峰の舞台となります。どちらのチームがカップを掲げるのか、日本中の注目が集まっています。
日テレ・ベレーザが連覇を成し遂げて女王の座を死守するのか、あるいはINAC神戸がリベンジを果たすのか、非常に興味深い一戦になるはずです。真夏の暑さを吹き飛ばすような、熱いプレーの応酬を期待せずにはいられません。日本女子サッカーの未来を占う意味でも、この決勝戦は歴史に残る名勝負となるに違いないでしょう。
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