2019年7月29日、政府は持ち回り閣議において、先の参議院議員通常選挙を受けた初めての臨時国会を2019年8月1日に召集することを正式に決定いたしました。今回の会期は2019年8月5日までの5日間という極めて短い期間に設定されています。短いながらも、新しい布陣で国政を動かすための重要なステップとなるでしょう。
そもそも「臨時国会」とは、憲法に基づき内閣が必要と認めた際や、いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があった場合に開かれる国会のことです。通常国会とは異なり、特定の議案を審議するために設けられますが、今回は参院選後ということもあり、議会の器を整える「構成国会」としての側面が非常に強いのが特徴といえます。
2019年8月1日の召集日には、参議院において新たな正副議長の選出が行われる予定です。議長と副議長は、円滑な議事進行を司るいわば「クラスのまとめ役」のような存在であり、中立公正な立場が求められます。この人事は今後の政権運営の安定感を占う指標となるため、各政党の駆け引きからも目が離せません。
また、同日には常任委員長の選任など、院の構成を固めるための重要な手続きも進められます。常任委員会とは、予算や外交、厚生労働など特定の分野ごとに専門的な議論を行う組織のことです。この委員長ポストをどの党が握るかは、法律案が本会議に出る前の実質的な審査に大きな影響を及ぼすことになります。
SNS上では、選挙後の新しい顔ぶれが揃うことに対し、「新しい議員さんたちがどんな変化をもたらしてくれるのか期待したい」という前向きな声がある一方で、「わずか5日間の会期で十分な議論ができるのか」といった厳しい意見も見受けられます。国民の関心が非常に高まっている中で、政治のスピード感が問われています。
筆者の個人的な見解としては、選挙で示された民意をいかに速やかに国政へ反映させるかが、この臨時国会の真の意義だと感じています。たった数日間の会期であっても、形式的な手続きに終始するのではなく、令和という新しい時代にふさわしい建設的な議論のスタートラインとして機能することを切に願わずにはいられません。
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