日本国内で超低金利の状態が長く続く中、個人の資産運用に対する意識が劇的な変化を遂げています。2019年08月04日の最新データによれば、個人の資産を円から外貨へとシフトさせる動きが顕著になってきました。日本銀行が発表した資金循環統計を紐解くと、2019年03月末(2018年度末)時点での家計における外貨預金残高は7兆244億円にまで達しています。これは前年度と比較して約7%もの増加を見せており、実に6年ぶりに過去最高額を塗り替える形となりました。
こうした現象の背景には、国内の銀行に預けていても資産がほとんど増えないという切実な悩みがあるのでしょう。多くの人々が、利息がほぼ付かない円資産に見切りをつけ、少しでも高い利回りを求めて外国株や外貨建ての商品へと資金を振り向けています。その結果、家計が保有する外貨建て資産の総額は、いまや40兆円を超える巨大な規模にまで膨らんでいるのです。まさに「貯蓄から投資へ」という流れが、国境を越えたグローバルな視点で加速している状況といえますね。
金利差の縮小と円高リスク!資産を守るために知っておきたい「為替」の仕組み
投資の世界において、切っても切り離せないのが「為替(かわせ)」の影響です。ここで言う為替とは、異なる通貨を交換する際の比率を指しますが、外貨投資には特有の難しさも存在します。現在、アメリカや欧州の中央銀行が金融緩和の姿勢を見せており、海外の金利が低下する兆しがあります。日本との金利差が縮まってしまうと、投資家が円を買い戻す動きが強まり「円高」へと振れやすくなるのです。外貨で資産を持っている場合、円の価値が上がることで、円に換算した際の資産額が目減りするリスクを抱えることになります。
SNS上でもこのニュースは大きな話題となっており、「利息に惹かれて外貨を始めたけれど、円高が進むのが怖い」といった不安の声や、「これからは円だけに頼る方がリスクだ」という積極的な意見まで、多様な反応が飛び交っています。私個人の見解としては、資産を特定の通貨だけに集中させない「分散投資」の考え方は非常に賢明だと感じます。しかし、目先の高金利だけに目を奪われるのではなく、世界情勢の変化が自分の資産にどう影響するかを冷静に見極める力が、これまで以上に求められる時代になるでしょう。
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