夏の徳島を彩る情熱の祭典「阿波おどり」に、予期せぬ事態が舞い込んできました。主催する実行委員会は2019年08月13日の夕刻、接近する台風10号の影響を考慮し、翌日となる2019年08月14日の演舞場における全プログラムを中止すると発表したのです。来場者や踊り手の安全を最優先に考えた苦渋の決断といえるでしょう。
阿波おどりが中止に追い込まれるのは2003年以来、実に16年ぶりの出来事となります。今回の決定により、華やかな有料・無料演舞場での踊り込みはもちろん、市内のホールで予定されていた「選抜阿波おどり」の全公演も取りやめとなりました。選抜阿波おどりとは、特に技術に優れた有名な「連(れん)」と呼ばれる踊り手グループが、舞台上で洗練された演舞を披露する特別なステージのことです。
SNS上では、この知らせを受けて「楽しみにしていたので残念」「安全を考えれば仕方のない判断だ」といった、落胆と理解が入り混じった声が数多く寄せられています。遠方から足を運んでいた観光客も多いため、現地の無念さは計り知れません。しかし、今年から運営を担う民間共同事業体の前田三郎総責任者は、何よりも「安全・安心な祭り」を掲げており、その方針を貫いた形です。
気になる購入済み前売りチケットの対応については、2019年08月14日の午前中に実行委員会の公式ホームページなどで詳細が告知される予定になっています。せっかく手に入れたチケットが無駄にならないよう、払い戻しの手順をしっかりと確認しておくことが大切ですね。混乱を避けるためにも、主催者側からの正確な情報を待つのが賢明な判断と言えるはずです。
お祭りファンが最も注目しているのは、最終日となる2019年08月15日の開催可否ではないでしょうか。実行委員会は台風の進路や天候の回復具合を慎重に見極めた上で、2019年08月14日中に最終的な判断を下す方針を示しています。奇跡的な天候の回復を願いつつ、徳島の街に再び「よしこの」の調べが響き渡ることを、誰もが心待ちにしているに違いありません。
編集者の視点から申し上げれば、伝統ある祭事において安全を優先する姿勢は非常に評価されるべきものです。経済的な損失やファンの期待を背負いながらも、人命に関わるリスクを回避した英断には敬意を表します。悪天候という自然の猛威には抗えませんが、この中止期間が踊り手たちの熱量をさらに高め、再開した際により一層素晴らしい演舞が見られることを信じています。
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