2019年6月7日、横浜市の大さん橋ホールで、地域経済の活性化を目指す画期的な合同商談会「ビジネスマッチング with かながわ8信金」が開催されました。これは、横浜信用金庫をはじめとする神奈川県内8つの信用金庫が一堂に会して主催したイベントです。信用金庫とは、地域に根差した中小企業や個人を主な取引先とし、地域の繁栄を図る相互扶助的な金融機関のことを指します。その8信金がタッグを組んだ今回の商談会には、メーカーや流通業界など、実に558社もの企業が参加し、会場は熱気に包まれました。
参加企業はそれぞれのブースで自慢の商品やサービスを展示し、活発な交流が繰り広げられました。商談件数は約1,000件にも上り、地元企業の新たな販路開拓やビジネス提携を強力に後押しする場となったことでしょう。例えば、包装資材を扱う小田原紙器工業(神奈川県小田原市)は、販売促進活動をターゲットにしたオリジナルのデザインを施したミネラルウォーターを展示し、注目を集めていました。また、茨城県かすみがうら市の中村商店(水産物問屋)は、シラウオを素材としたフリーズドライ食品といったユニークな商品を積極的に売り込んでいました。地域や業種を超えた出会いが、新たなビジネスチャンスを生み出す場として機能しているのです。
この合同商談会は、横浜、かながわ、湘南、川崎、平塚、さがみ、中栄、中南の8信用金庫が主催となり、さらに他県の信用金庫とも手を結ぶという広域的な連携体制が特徴です。参加企業の声に耳を傾け、商談時間を前回より5分延長し、1回あたり20分とする工夫も凝らされています。これは、参加者がより深い議論と関係構築を行えるようにするための、きめ細やかな配慮と言えるでしょう。神奈川県信用金庫協会の平松広司会長は、「我々は一丸となって地域の皆様を応援していきたい」と語っておられます。この言葉には、信用金庫が地域の経済を支えるという強い意志が込められていると拝察いたします。
この取り組みに対するSNSでの反響も大きく、「地元の信金がここまでやってくれるのはありがたい」「こんな機会がもっと増えてほしい」といった期待の声が多数見受けられました。地域金融機関が持つネットワークと、それを活用して地域企業のビジネスを支援する姿勢は、まさしく現代の地域経済にとって不可欠な要素です。私見ではありますが、こうした信用金庫同士の連携と、それを基盤とした企業間のビジネスマッチングは、単なる資金提供に留まらない、地域に“血の通った”支援策であると強く感じます。この成功を機に、今後も地域経済の成長を牽引する活動が展開されていくことを期待いたします。
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