日本国内の株式市場では、なかなか価格が上がりにくい停滞したムードが漂っています。これからの相場がどの方向へ進むのか予測が難しい今の時期、一つの投資先に絞らずバランスを考慮した分散運用の重要性が改めて注目されているのです。
こうした中で、楽天証券経済研究所の香川睦氏が提唱する「カルテット(四重奏)運用」という手法に熱い視線が注がれています。これは、性格の異なる「株式」「債券」「REIT」「金」という4つの資産を組み合わせる、非常に洗練された投資戦略と言えるでしょう。
SNS上でもこの手法への関心は高く、「守りながら攻める姿勢が今の地合いに合っている」「金がポートフォリオに入ると安心感が違う」といった、リスク管理を徹底しようとする前向きな声が多くの投資家から上がっています。
4つの資産が奏でる絶妙なリスク分散の仕組み
ここで、カルテットを構成する各資産の役割を分かりやすく解説します。まず株式は高い収益性を、債券は安定した利息収入を目指します。これに不動産投資信託であるREIT(リート)を加えることで、賃料収入による恩恵を取り込めるのです。
さらに重要なのが、古くから「安全資産」の代表格とされる金の存在に他なりません。世界情勢が不安定になった際に価値が上がりやすい金は、他の資産が値下がりした際のクッション役を果たしてくれるため、まさに「四重奏」の重要な低音パートを担います。
2019年08月30日現在の市場環境において、一つの資産がダメでも他が補い合うこの体制は、非常に理にかなっています。特定の市場が混乱しても、全体としてのダメージを最小限に抑えつつ、着実な成果を狙える点がこの運用の最大の強みでしょう。
私自身の見解としても、情報が溢れかえりボラティリティ(価格変動の激しさ)が増している現代において、こうした多角的な視点は不可欠だと考えます。単なる分散ではなく、相関性の低い金を組み込む決断こそが、賢明な投資家への第一歩となるはずです。
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