2019年09月20日に幕を開けるラグビーワールドカップを目前に控え、日本中が熱狂の渦に包まれようとしています。そんな中、チーム随一の快足を誇るパナソニック所属の福岡堅樹選手が、自身の価値観やプライベートについて赤裸々に語ってくれました。27歳という脂の乗った世代である彼は、15人制のW杯を終えた後、2020年の東京五輪では7人制での出場を目指すという、極めてハードな挑戦を自らに課しています。
アスリートにとって食事はガソリンそのものですが、福岡選手の好物はお肉、特にステーキだそうです。一方でパクチー特有の香りは苦手という、親近感の湧く一面も覗かせてくれました。試合当日はエネルギー源となる「炭水化物」を摂取するために、うどんを選ぶのが定番となっています。これは「カーボローディング」と呼ばれる手法で、運動に必要なエネルギー源であるグリコーゲンを筋肉や肝臓に蓄えるための、極めて合理的な食事戦略といえるでしょう。
SNS上では「福岡選手のスピードの秘訣は、この徹底した自己管理にあるのでは」といった感心の声が多く寄せられています。彼は自身の性格を非常に「理屈っぽい」と分析しており、何事も深く考えてから行動に移すタイプだそうです。筑波大学入学前に経験した浪人生活が、自分を客観的に見つめるきっかけになったと振り返る姿からは、単なるスポーツマンの枠を超えた、知的な探究心の強さがひしひしと伝わってきます。
そんな彼の切り替えの早さは驚異的です。ミスをしても「落ち込んでも意味がない」と断言し、即座に次のアクションを模索するポジティブさは、一流アスリートの証といえます。ファンからは「そのメンタルを分けてほしい」という羨望の眼差しが向けられていますが、この鋼の精神こそが、数々の大舞台で日本を救ってきたのでしょう。また、同学年の有村架純さんや菅田将暉さんの活躍に刺激を受けているというエピソードも、若者らしい等身大の姿を感じさせます。
ラグビーの深淵なる魅力と、私生活を彩る猫との時間
福岡選手が語るラグビーの醍醐味は、多様な個性が一つのチームとして溶け合う「融合」にあります。自分よりも体格の勝る相手が本気でタックルしてくる中、指一本触れさせずに抜き去る瞬間の爽快感は、彼にとって何物にも代えがたい喜びなのです。15人制の深い駆け引きと、7人制のダイナミックな華やかさ。その両方の魅力を知り尽くした彼だからこそ、2015年の前回大会やリオ五輪での経験を糧に、さらなる高みを見据えています。
激しい戦いの日々を送る代表チーム内では、意外にも人気対戦ゲームの『大乱闘スマッシュブラザーズ』が流行しているそうです。福岡選手も最近この輪に加わったそうで、仲間とリラックスする時間は貴重なリフレッシュになっているに違いありません。フィールドでの鋭い眼光とは対照的に、ゲームに興じる姿を想像すると、チームの仲睦まじい雰囲気が伝わってきます。こうした結束力が、2019年09月12日現在のチームの強さを支えているのでしょう。
さらに猫好きとしても知られる彼は、猫の「気まぐれな性格」に魅了されているそうです。構ってほしい時には知らん顔をされ、意図しない時に甘えてくる。そんな自由奔放な距離感に、理詰めで考える彼だからこそ、計算しきれない癒やしを感じているのかもしれません。私自身、彼のインタビューを通じて、論理的な思考と柔軟な遊び心のバランスこそが、世界と戦うための最大の武器であると感じました。2019年のW杯での躍進を、心から期待せずにはいられません。
コメント