【凱旋門賞2019】キセキ、フォワ賞3着敗退で本番に暗雲?日本馬の悲願へ向けた試練と展望

日本競馬界の悲願とも言える世界最高峰の舞台「凱旋門賞」を2019年10月6日に控え、有力候補の一頭であるキセキ(牡5歳、栗東・角居勝彦厩舎)が、フランスの地で初戦を迎えました。2019年9月15日、本番と同じロンシャン競馬場で行われた前哨戦のフォワ賞に出走しましたが、結果は4頭立ての3着と、ファンにとっては少々ほろ苦いスタートとなっています。

フォワ賞とは、凱旋門賞と同じコースで行われる伝統的な重賞レースで、本番への適性を図るための重要なステップレースとして位置付けられています。キセキはこの日、自身の持ち味である圧倒的な持久力を活かすために序盤から先頭に立ち、レースを引っ張る展開を選択しました。そのまま逃げ切りを図ったものの、最後の直線では後続に鮮やかにかわされてしまい、課題が残る形となったのです。

この結果を受け、SNS上では多くのファンから心配の声が上がっています。「やはり欧州の重い芝に脚を削られたのか」や「逃げる展開では目標にされやすい」といった、厳しい条件での苦戦を指摘する声が目立ちました。その一方で「前哨戦で課題が見えたことはプラスに働くはずだ」と、本番での巻き返しを信じて熱く応援する投稿も数多く見られ、ファンの期待の大きさが伺えます。

私の視点では、この敗戦が必ずしも絶望的だとは考えていません。日本馬にとってフランス特有の「重い芝」——いわゆる粘土質で水分を含みやすい地面——への対応は、常に最大の壁として立ちはだかります。前哨戦を走ったことで、現地の環境に適応するための刺激が入ったと捉えれば、本番でのパフォーマンス向上のきっかけになるのではないでしょうか。

角居勝彦厩舎という名門が管理する馬だけに、今回の敗戦から得たデータは次戦へ向けて細かく分析されることでしょう。本番となる2019年10月6日の凱旋門賞において、キセキが本来の粘り強さを発揮し、日本中を歓喜の渦に巻き込む瞬間を心待ちにしたいところです。厳しい状況ではありますが、逆境を跳ね返して歴史に名を刻むドラマチックな激走に、改めて注目が集まっています。

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