MR技術で建設業界に革命を!小柳建設がマイクロソフトと挑む「ホロレンズ」活用の次世代設計

新潟県三条市に拠点を構える総合建設業の小柳建設が、最先端のテクノロジーを駆使した業務効率化に乗り出しました。同社は、現実世界に3D画像を重ね合わせて表示するゴーグル型端末を活用し、これまでの建設現場の常識を塗り替えようとしています。この画期的な取り組みは、2020年夏に完成を予定している新潟県加茂市の本店社屋建て替えプロジェクトにおいて、本格的に導入されることが決定しました。

今回、核となるデバイスとして採用されたのは、米マイクロソフトが開発した「ホロレンズ(HoloLens)」です。これは「Mixed Reality(MR:複合現実)」と呼ばれる技術を実現する端末で、CGで作られた3Dモデルを、まるで目の前の空間に実在するかのように投影できます。VR(仮想現実)とは異なり、周囲の景色が見えた状態で情報が重なるため、現場での作業を妨げることなく直感的な操作が可能となるのが大きな特徴でしょう。

このシステムは小柳建設と日本マイクロソフトが共同開発したもので、遠く離れた場所にいる設計事務所とも、リアルタイムで設計や施工の具体的なイメージを共有できるようになります。SNS上では「ついにSFの世界が建設現場にやってきた」「地方の建設会社がマイクロソフトと組むなんて胸が熱い」といった、技術革新に対する驚きと期待の声が数多く寄せられており、業界内外から熱い視線が注がれています。

2019年09月30日現在の発表によると、この仕組みを導入することで、完成までのスケジュールと実際の現場の進捗状況に生じる細かな「ズレ」を未然に防ぐことが期待されています。従来の平面図面では把握しづらかった立体的な構造を、関係者全員が同じ視点で確認できるため、手戻りの少ないスムーズな進行が約束されるはずです。生産性の向上が叫ばれる現代において、こうしたデジタル化は避けて通れない道だと言えるでしょう。

筆者の個人的な見解としては、建設業界の「きつい、危険」といった古いイメージを、このMR技術が鮮やかに払拭してくれるのではないかと強く感じています。若手技術者にとっても、ゲームのような感覚で高度な設計に触れられる環境は、大きな魅力に映るに違いありません。地方から発信されるこのデジタル・トランスフォーメーションが、全国の建設現場のスタンダードになる日は、そう遠くない未来にやってくることでしょう。

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