焼肉「徳寿」が挑む10億円の逆6次産業化!白老牛の自社生産からスイーツまで手掛ける新時代の食文化とは

北海道の焼肉シーンを牽引する「徳寿」を展開する梨湖フーズが、食の未来を塗り替える壮大なプロジェクトを始動させました。2019年10月01日、同社は自社で和牛を育て、店舗で提供するという「一貫体制」の構築に向け、総額約10億円を投じる方針を明らかにしています。この試みは、従来の農家が加工・販売を行う形とは逆で、飲食店が生産現場に参入する「逆6次産業化」として、業界内外から熱い視線を浴びているのです。

SNS上では「徳寿の肉がさらに美味しくなるのか」「白老牛の自社ブランド化は楽しみすぎる」といった期待の声が続々と上がっています。今回の計画の舞台となるのは、豊かな自然に恵まれた北海道白老町です。2019年11月からは、この地に建設中の自社牧場にて、ブランド和牛として名高い「白老牛」の肥育がいよいよ開始されます。飲食店が自ら牛を育てることで、理想の肉質を追求できるだけでなく、安心・安全な食の提供をより高い次元で実現できるでしょう。

ここで注目したいのが「逆6次産業化」という言葉です。通常、1次産業(生産)、2次産業(加工)、3次産業(販売)を掛け合わせる6次産業化は生産者側から始まりますが、今回は消費者のニーズを知り尽くした「3次産業」の飲食店が起点となります。出口戦略が明確な状態から生産を始めるため、無駄のない効率的な運営が期待できるのです。高木勉社長の「地域の魅力を高めたい」という力強い言葉からも、単なるビジネス拡大を超えた郷土愛が伝わってきます。

さらに、同社の構想は肉牛の肥育に留まりません。2021年には酪農事業も開始し、搾りたての生乳を使った加工施設の建設も予定されています。2022年7月からは、自社製の牛乳を活用したオリジナルスイーツの製造・販売もスタートする見込みです。焼肉の後のデザートまで自社生産の恵みで彩られる日々は、もうすぐそこまで来ています。排泄物を堆肥として再利用し、ニンニクやイチゴを育てる循環型農業の展開も、環境への配慮が光る素晴らしい取り組みです。

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観光の目玉へ!ウポポイ隣接のファームレストランがもたらす地域活性化

2021年には、約200席を誇る大規模なファームレストランの併設も計画されています。この施設は、2020年4月に誕生するアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ(民族共生象徴空間)」からもほど近く、観光ルートの目玉となることは間違いありません。家族連れや国内外の旅行者が、北海道の豊かな恵みをその場で味わえる空間は、地域の観光資源として大きな価値を持つはずです。アクセスの良さも相まって、白老町の新たなランドマークとなるでしょう。

専門的な知見を深めるため、2019年9月27日には酪農学園大学との連携協定も締結されました。大学のノウハウを取り入れることで、食品ロスの削減や効率的な畜産を実現し、同時に学生への実習の場を提供するという、産学連携のモデルケースとしても非常に優秀です。すでに新卒採用も決まっており、若い力が北海道の農業の未来を担っていく姿には、一人の編集者として胸が熱くなります。グローバル展開も視野に入れた徳寿の挑戦は、日本の食産業の新しい指針となるはずです。

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