2020年4月から小学校でのプログラミング教育がいよいよ本格的に導入されますね。何だか難しそうなイメージを抱きがちですが、実はもっと自由で、個性を爆発させていいものなのです。そのことを証明してくれるのが、食への情熱をプログラミングに注ぎ込んだ「おじさんエンジニア」たちの姿です。彼らが作り上げた、あまりに斜め上すぎる発明品の数々をご紹介しましょう。
まず注目したいのが、フリーエンジニアの舛田明寛さんが2019年10月16日までに完成させた「柿ピー分離機」です。これは、混ざり合った柿の種とピーナッツをカラーセンサーで瞬時に判別し、別々の皿へと振り分ける驚きのマシンです。ちなみにカラーセンサーとは、物体が反射する光を読み取って「何色か」を特定する装置のこと。これにモーターを連動させ、特定の色が通った時だけアームを動かす仕組みになっています。
SNSでは「無駄にかっこいい」「技術の無駄遣い(褒め言葉)」と大きな反響を呼びました。舛田さんは「基本的な文法さえ学べば、小学生でも夏休みで作れるはず」と語ります。驚くべきは、肝心のソースコード(コンピュータへの命令を書いたテキスト)の多くがネットで無料公開されているという点です。ゼロから全てを暗記する必要はなく、既存の知恵をどう組み合わせるかという「発想力」こそが、これからのプログラミングには不可欠なのです。
おふくろの味を再現?執念が生んだ「味噌汁アラーム」
続いては、一人暮らしの寂しさを技術で解決しようとした「JIKKALARM(ジッカラーム)」です。製作した宗野裕一さんは、実家で母親が朝食を作る「トントントン」という包丁の音と、漂ってくる味噌汁の香りを再現することにこだわりました。プログラミングによって、設定時間になると自動で包丁が動き出し、さらには本物の味噌汁を入れた加湿器から香りが噴出するという、まさに執念の逸品です。
開発メンバーの谷川知弘さんは、このマシンの制御のために、世界的に普及しているプログラミング言語「Java(ジャバ)」を猛勉強されたそうです。Javaは非常に汎用性が高く、銀行のシステムからスマホアプリまで幅広く使われる言語ですが、それを「味噌汁を香らせるため」に使う潔さには脱帽してしまいます。SNSでは「朝からお腹が空きそう」「斬新すぎる」といった声が上がりましたが、当の製作チームは「夜に味噌汁をセットするのが面倒」という理由で3日で使用を断念したというオチまで完璧です。
家庭の平和を守る!ハイテクなプリン監視システム
最後は、兄弟におやつを盗まれる悲劇を失くすために開発された「プリン・ア・ラート2.1」です。台座に仕込まれた圧力センサーがプリンの重さを監視しており、持ち上げられた瞬間にモニターの顔が激怒し、「プリン返して!」と叫ぶ仕組みです。さらに、犯人の顔をカメラで撮影して持ち主のPCへ送信するという、徹底した防犯機能まで備わっています。
開発チーム「aNo研」のハッシーさんは、「世界平和は家庭の平和から」と熱く語ります。こちらも作り方はネットで公開されており、担当のねもさんは「暗記ではなく実践で学んでほしい」と、これから学ぶ子どもたちへエールを送っています。プログラミングは決して苦行ではなく、自分の「好き」や「困った」を形にする魔法のツールなのです。自由な発想を持つ小学生たちが、世界を驚かせる発明品を生み出す日は、もうすぐそこまで来ています。
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