四国の豊かな自然に育まれた高知県の「食」が、今、世界中から熱い視線を浴びています。日本貿易振興機構(ジェトロ)高知貿易情報センターと高知県は、2019年09月19日に最新の調査結果を公表しました。それによると、2018年01月01日から2018年12月31日までの1年間における県産食品の輸出額は、前年を38.3%も上回る14億5264万円に達したのです。
初めて10億円の大台を突破した2017年の伸び率が45.8%であったことを考慮しても、今回の好成績は高知県の底力が本物であることを物語っているでしょう。SNS上でも「高知の美味しいものが世界に認められるのは嬉しい」「マグロやユズが誇らしい」といった、地元への愛着と期待に満ちた声が数多く上がっています。一過性の流行に留まらず、着実にファンを増やしている現状に、今後の期待もさらに膨らみますね。
水産物が驚異の3.3倍!世界が認めた高知ブランドの養殖マグロ
2018年における飛躍的な成長の立役者は、何といっても水産物です。輸出額は2億7316万円を記録し、前年と比較して3.3倍という驚異的な伸びを見せました。高知県が誇る広大な海から生み出される水産資源は、まさに「青いダイヤモンド」と言えるでしょう。県は戦略的に海外の商談会へ打って出ており、特に養殖マグロの魅力が中国や米国といった巨大市場で高く評価されたことが、この大きな成果に直結しています。
ここで注目したい「養殖」とは、稚魚から成魚まで人の手で大切に育てる技術のことで、天然物と比べて脂の乗りをコントロールしやすく、安定した品質で供給できるのが強みです。世界的な健康志向や日本食ブームを追い風に、高知産マグロの濃厚な旨みはグルメな美食家たちの舌を唸らせているのでしょう。編集者としても、単なる資源の輸出に留まらず「高知ブランド」という付加価値を確立しつつある点に、強い感銘を受けています。
また、県の代名詞とも言えるユズも健闘しており、前年比16.2%増の3億4158万円を売り上げました。ユズ独特の芳醇な香りと爽やかな酸味は、飲料やソースといった加工品としても需要が高く、欧米を中心に不動の人気を誇っています。伝統的な名産品と、新興勢力であるマグロ。この二本柱ががっちりと噛み合い、高知県の食品輸出は新たな黄金時代へと突入していると言っても過言ではないはずです。
コメント