東アフリカのモザンビーク共和国で、エネルギー業界の歴史に刻まれる壮大なプロジェクトが動き出しました。日本のエンジニアリング大手である日揮ホールディングスが、総事業費およそ1兆2000億円という破格の規模を誇る液化天然ガス、いわゆるLNGのプラント建設工事を正式に受注したのです。
今回の受注額のうち、日揮が担当する分だけでも約4000億円に達するというから驚きを隠せません。2019年10月09日に発表されたこのニュースは、日本のインフラ輸出における底力を世界に知らしめる象徴的な出来事といえるでしょう。SNS上では「これぞ日本の技術力の結晶だ」といった期待の声が溢れています。
世界を支えるLNG技術と日本の役割
そもそもLNG(液化天然ガス)とは、天然ガスをマイナス162度という極低温まで冷やして液体にしたものです。体積を600分の1に圧縮できるため、大量輸送に適したクリーンなエネルギーとして注目されています。しかし、このマイナス162度という過酷な環境に耐える設備を作るには、極めて高度な専門技術が不可欠なのです。
日揮はこの分野で世界屈指の実績を持っており、今回の受注はまさに「技術の日揮」としての真骨頂でしょう。プラントの稼働開始は2025年を予定しており、生産されたガスは日本や中国といったアジア圏へ安定的に供給される見込みです。エネルギー自給率の低い我が国にとって、この拠点確保は安全保障上の大きな一歩となります。
私個人の見解としては、単なるビジネスの枠を超え、アフリカ経済の発展とアジアの環境負荷低減を同時に叶える素晴らしい事業だと感じています。建設過程での雇用創出や技術移転も期待されており、日本の誠実なものづくりが、遠く離れたモザンビークの地で輝く姿を想像すると胸が熱くなる思いです。
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