日々の業務に追われる現役世代にとって、悩み事を専門家に相談する時間はなかなか確保しにくいものです。そんな中、新潟県は2019年10月18日、働く世代をメインターゲットとした画期的な取り組みを発表しました。スマートフォンで日常的に利用されているアプリ「LINE」を窓口に、悩み相談を受け付けるという試みです。
この相談会では、指定された公式アカウントを友だち追加してメッセージを送信するだけで、弁護士や司法書士といった法律のプロフェッショナルが直接アドバイスをくれます。司法書士とは、主に登記手続きや裁判所への提出書類を作成する専門職ですが、この相談会では借金問題や労働トラブルなどの身近な法的トラブルの解決をサポートしてくれるでしょう。
相談の内容は多岐にわたり、借金返済の不安や職場でのハラスメント、さらには自身の健康に関する悩みまで幅広く受け付けています。SNS上では「電話や対面はハードルが高いけれど、チャット形式なら本音を話しやすい」といった期待の声が上がっており、特に20代から50代の現役世代にとって、隙間時間で利用できる利便性が高く評価されているようです。
新潟県はこの事業を通じて、LINEというツールが相談業務においてどの程度の有効性を発揮するのかを検証する方針です。私は、こうした自治体の柔軟な姿勢が、孤立しがちな現代人のセーフティネットになると確信しています。伝統的な窓口相談も大切ですが、デジタルを駆使した寄り添い方こそ、今の時代に求められている形ではないでしょうか。
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