2019年04月、鹿児島県出水市で登校中の女子中学生が襲われ負傷するという、あまりに凄惨な事件が発生しました。この強制わいせつ致傷などの罪に問われていた熊本県津奈木町の無職、長浜雄介被告(23歳)に対し、2019年10月11日、鹿児島地方裁判所は社会の関心を集める異例の判断を下しています。
岩田光生裁判長が言い渡した判決は、検察側の求刑である懲役7年を上回る「懲役8年」という非常に厳しいものでした。日本の刑事裁判において、裁判所が検察の求める刑期を超える判決を出すことは決して多くありません。それほどまでに、今回の犯行が社会に与えた衝撃と悪質性が際立っていたことを物語っているでしょう。
過去の過ちを繰り返した被告への厳しい指弾
裁判長が量刑の理由として特に重視したのは、被告が抱える「性犯罪への根深い傾向」でした。被告は過去にも同様の罪で有罪判決を受けており、再犯を防ぐための専門的な指導をすでに受けていたのです。更生の機会がありながら、再び幼い命を危険にさらしたという事実は、司法として看過できない重い過失であると判断されました。
また、被害に遭った女子中学生が負った傷は、一歩間違えれば命を落としかねないほど激しい暴行によるものでした。身体的な苦痛はもちろん、精神的なトラウマも計り知れません。判決文の中で「悪質性はかなり高い」と断じられた背景には、卑劣な性犯罪の手口と、暴力的な犯行態様に対する強い非難の意思が込められているはずです。
SNS上ではこの判決に対し、「求刑超えは当然の結果だ」「子供たちが安心して通学できる環境を壊す存在は許されない」といった、厳罰を支持する声が相次いでいます。一方で、指導を受けても再犯を防げなかったという事実に対し、現在の更生プログラムの限界や、出所後の監視体制の在り方について不安視する意見も根強く見られました。
個人的な見解を述べさせていただくと、今回の「求刑超え判決」は、性犯罪者に対する社会の厳しい姿勢を示す一石になったと感じます。再犯リスクが高いとされる性犯罪において、刑罰の重さだけで問題が解決するわけではありませんが、まずは被害者の無念に寄り添い、地域の安全を担保するための断固たる処置が求められるべきでしょう。
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