2019年10月23日の外国為替市場では、円相場が一段と値を上げる展開となりました。東京市場での取引値は1ドル=108円37銭から38銭近辺を推移しており、投資家の間でリスクを避ける動きが強まっている様子が伺えます。
今回の円買いを後押ししている大きな要因は、イギリスの欧州連合(EU)離脱、いわゆる「ブレグジット」を巡る情勢の混迷です。離脱に向けた審議の先行きが不透明になったことで、市場には警戒感が広がっているのでしょう。
SNS上では「ポンドの動きが読めない」「結局、困った時の円頼みか」といった声が相次いでいます。世界的な政治不安が起きるたびに、日本の円が安全な逃避先として選ばれる構図は、今回も変わっていないようです。
なぜ不況時に「円」が買われる?低リスク通貨の正体
ここで注目したいのが「低リスク通貨」という言葉です。これは、世界情勢が不安定になった際、資産が目減りするのを防ぐために投資家が一時的に資金を移す、比較的安全とされる通貨のことを指します。
日本は世界最大の対外純資産を保有しているため、有事の際には「円を持っておけば安心」という心理が働きやすいのです。しかし、円高が進みすぎると輸出企業には逆風となるため、手放しでは喜べない側面もあります。
編集者の視点としては、単なる円高と捉えるのではなく、欧州の政治混乱が巡り巡って私たちの生活や為替に直結している点に注目すべきだと考えます。今後の離脱交渉の進展次第では、さらなる変動も予想されるでしょう。
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