2019年10月24日、九州電力が非常に画期的な試みとなる新しい車両を発表しました。火を一切使わずに安全な調理が可能な「オールデンカー」の、電気自動車バージョンをお披露目したのです。この最先端の車両は、各地の催し物会場などに登場し、電気を熱源とする暮らしの利便性を広く伝えていく役割を担うことになります。
ここで少し、関連する専門用語について整理しておきましょう。まずEVとは、ガソリンを使わずバッテリーの電力だけで走る「電気自動車」を指し、排気ガスを出さない環境に優しい乗り物です。またIHとは、電磁線の力で鍋やフライパンそのものを発熱させる調理器具のことで、火災のリスクが低くお手入れも簡単なのが魅力と言えるでしょう。
環境にも配慮した「オールデンカーEV」の魅力と今後の展開
注目の新車両「オールデンカーEV」は、日産自動車が誇る高性能な電気自動車「e-NV200」をベースに開発されました。この車体に最新の電磁調理設備を詰め込んでおり、SNS上でも「クリーンなキッチンカーなんて素敵!」「エコで安全だから子供向けイベントにもぴったり」といった、期待を寄せる声が早くも多数挙がっています。
今後はまず福岡県内で開催される様々な催しに参加し、ゆくゆくは九州地方の全域へと活動範囲を広げていく計画が練られているそうです。日々の家事を担う主婦層を中心に、生活の全てを電力でまかなうスタイルの導入を積極的に提案していく狙いが伺えます。
この取り組みについて、単なる自社の宣伝にとどまらない深い意義があると私は感じています。環境保護の観点からはもちろんですが、大容量の蓄電池として機能する移動式の調理施設は、災害時における心強いインフラにもなり得るからです。次世代のエネルギー社会を見据えた、非常に価値のある挑戦ではないでしょうか。
コメント