長野県松本市の観光が、テクノロジーの力でさらにスマートに進化しようとしています。長野県や松本市などは、2019年10月21日より、スマートフォン向け観光案内アプリ「信州ナビ」において、市内を走るシェアサイクルとのデータ連携を開始しました。
「信州ナビ」は、目的地までの最適なルートを提案してくれる便利なアプリですが、今回のアップデートによって、経路検索の結果に自転車の貸し出し拠点である「ポート」が地図上に表示される仕組みが導入されたのです。
シェアサイクル連携がもたらす観光の新常識
そもそも「シェアサイクル」とは、街中に設置された専用の駐輪場から自由に自転車を借り出し、別の拠点へ返却できる便利なサービスを指します。短距離の移動に非常に適しており、バスや電車の時間を気にせず自由に移動できるのが最大の魅力でしょう。
今回の連携により、2019年10月21日からは、目的地を入力するだけで「どこで自転車を借り、どこで返すか」がひと目で判断できるようになりました。SNS上では「松本は一方通行も多いから、自転車だと小回りが利いて助かる」「アプリ一つで完結するのは旅行者にとって嬉しい」といった、利便性の向上を歓迎する声が数多く上がっています。
筆者の視点としても、この取り組みは非常に理にかなった施策だと感じます。松本市は国宝・松本城をはじめとする歴史的遺産が点在していますが、観光シーズンには深刻な交通渋滞が発生することも少なくありません。
自動車に頼らない移動手段をアプリで分かりやすく提示することは、街の混雑緩和に直結するはずです。デジタル技術を活用して、観光客に「歩く・漕ぐ」という選択肢を自然に提供する今回の試みは、持続可能な観光地づくりの一歩となるに違いありません。
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