日本の南海上を北上していた台風20号は、2019年10月21日18時までに温帯低気圧へと性質を変えました。しかし、勢力が衰えたと安心するのは禁物です。この低気圧が前線の活動を劇的に活発化させるため、2019年10月22日にかけて関東や東海の太平洋側を中心に、記録的な大雨がもたらされる危険性が高まっています。
温帯低気圧とは、南側の暖かい空気と北側の冷たい空気が混ざり合おうとする過程で発生する渦巻きのことです。台風が「熱の塊」であるのに対し、温帯低気圧は「温度差」をエネルギー源とするため、台風から変わった後も広範囲に強い雨や風を降らせる特徴があります。今回のケースでは、まさにこのメカニズムが東日本の広範囲に牙を剥こうとしているのです。
地盤の緩みに厳戒態勢!台風19号の被災地を襲う二次災害の恐怖
特に懸念されるのは、先日の台風19号によって甚大な被害を受けた地域への影響でしょう。SNS上では「これ以上の雨は耐えられない」「川の水位がまだ高いのに」といった悲痛な声が溢れており、国民の不安は最高潮に達しています。実際に2019年10月22日は、わずかな降雨であっても土砂災害や洪水が発生しやすい、極めて脆い状態にあると言わざるを得ません。
気象庁の発表によりますと、東京では2019年10月22日の明け方から昼前にかけて、断続的に非常に激しい雨が降る見込みです。予想される24時間雨量は、東海で300ミリ、伊豆諸島や近畿で200ミリと、バケツをひっくり返したような猛烈な降り方が予想されています。被災地の復旧作業を阻むだけでなく、命を守るための早期避難が不可欠な状況です。
非常に強い台風21号も北上中!今後の進路と備えについて
追い打ちをかけるように、強い勢力を持つ台風21号がマリアナ諸島付近を西北西に進んでいます。2019年10月21日15時時点での中心気圧は955ヘクトパスカル、最大瞬間風速は60メートルを記録しました。この台風は今後さらに発達し、非常に強い勢力となって2019年10月23日15時には小笠原近海へ到達する見通しとなっており、厳重な警戒が必要です。
編集部としては、情報のアップデートを欠かさないことが何よりの防御策であると考えます。これほどまでに連続して災害リスクが高まる状況は異例であり、過去の経験則が通用しない場面も増えてくるでしょう。「自分だけは大丈夫」という思い込みを捨て、ハザードマップの再確認や、明るいうちの避難行動を徹底していただきたいと切に願います。
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