2019年11月05日、都市開発の最前線で大きな注目を集めるニュースが飛び込んできました。JR東日本、東急、東京メトロの3社が共同で手掛けた「渋谷スクランブルスクエア東棟」がついに開業を迎えました。この巨大プロジェクトを牽引するJR東日本の竹島博行氏は、今回の開発が単なるビル建設に留まらないことを強調しています。アジアの拠点となる「ヘッドクオーター(本拠地)」としての機能を備えた、全く新しいオフィスの形がここに誕生したのです。
SNS上では、その圧倒的な外観や展望施設「渋谷スカイ」からの絶景に大きな反響が寄せられています。「渋谷の景色が一変した」「最先端のビジネスがここから生まれそう」といった期待の声が相次ぎ、早くも街の新しい顔として定着しつつあります。グローバル展開を見据える企業にとって、これほど魅力的な立地は他にないでしょう。竹島氏も、世界を舞台に活躍するテナントの入居が決まったことに自信を覗かせており、渋谷のブランド力がさらに高まることは間違いありません。
移動の場から「ライフスタイルハブ」へ進化する駅の役割
これまでの駅は、人々がA地点からB地点へと移動するための通過点に過ぎませんでした。しかし、竹島氏が掲げる構想は、駅を「ライフスタイルハブ」へと昇華させることにあります。これは、交通の拠点である駅に、商業施設、ホテル、オフィス、さらには住宅までもがバランス良く融合し、人々の生活そのものに寄り添う中心地となる考え方です。利便性を極限まで高めることで、訪れる人々に新しい価値体験を提供することを目指しています。
現在、首都圏の主要駅周辺で稼働している37棟のオフィスビルは、そのほとんどが空室のない「満室御礼」の状態にあります。これは、駅直結という圧倒的な優位性と、質の高いビジネス環境が市場から正当に評価されている証と言えるでしょう。編集者としての私の視点では、この「職・住・遊」が密接にリンクした開発スタイルこそが、これからの日本の都市競争力を支える鍵になると確信しています。
2020年に向けて加速する大規模開発のロードマップ
勢いに乗るJR東日本の開発計画は、2020年にかけてさらに加速する見込みです。2020年には横浜駅に直結する「JR横浜タワー」が完成を予定しており、神奈川エリアの利便性は飛躍的に向上するでしょう。また、竹芝エリアでは「四季劇場」を内包する文化的な複合施設「ウォーターズ竹芝」の開業も控えています。これらは、単なる機能性の追求だけでなく、人々の心に豊かさをもたらすクリエーティブな空間作りを象徴しています。
革新的(イノベーティブ)で創造的なオフィス環境を提供し続ける姿勢は、これからの時代に選ばれる企業の必須条件となるはずです。リーマン・ショック前の水準まで上昇した新築賃料が示す通り、不動産市場は今、熱を帯びています。この追い風を受けながら、JR東日本が「移動の拠点」を「未来を創る拠点」へと変えていくプロセスは、非常にスリリングで目が離せません。私たちの日常がどのように彩られていくのか、期待に胸が膨らみます。
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