広瀬竜王が逆襲の初勝利!第32期竜王戦第4局で豊島名人を破り、島根での第5局へ望みをつなぐ

将棋界の最高峰を争う「第32期竜王戦」七番勝負。その第4局が2019年11月21日と22日の2日間にわたり、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で開催されました。ここまで3連敗と後がない状況に追い込まれていた広瀬章人竜王(32)でしたが、本局で見事な粘りを見せ、135手で挑戦者の豊島将之名人(29)を下しました。

これで対戦成績は広瀬竜王の1勝3敗となり、カド番を一つ凌いだ形です。SNS上でも「ついに広瀬竜王が本領を発揮した」「ここからの大逆転劇を期待したい」といった熱い応援の声が溢れており、将棋ファンのボルテージも最高潮に達しています。まさに王者の意地が、絶望的な状況を打破したと言えるでしょう。

本局で広瀬竜王が示した勝負強さは、まさに「竜王」という肩書きに相応しいものでした。将棋の「カド番」とは、あと1敗すればシリーズ敗退が決まってしまう崖っぷちの状況を指しますが、その重圧を跳ね除けて勝利を掴むのは並大抵のことではありません。冷静沈着な指し回しからは、タイトル防衛に対する並々ならぬ執念が伝わってきます。

対局の舞台となった甲府の地で、広瀬竜王は先手番の利を最大限に活かしました。一方の豊島名人も、史上4人目の「竜王・名人」同時制覇という偉業を目前にしており、その指し手には一点の曇りもありませんでした。互いの誇りがぶつかり合う激戦となったため、終盤戦の緊張感は見る者を圧倒するほど鋭いものだったと推測されます。

編集部としては、この1勝が単なる「1」以上の意味を持つと感じています。圧倒的な勢いを見せていた豊島名人の進撃を止めたことは、シリーズの流れを大きく変えるきっかけになるはずです。勝負の世界では、一度狂った歯車を戻すのは難しく、広瀬竜王がこの勢いのまま奇跡の逆転防衛を果たす可能性も十分に考えられるでしょう。

次なる戦いの舞台は、2019年12月06日と07日に島根県津和野町で予定されている第5局に写ります。豊島名人がここで悲願の二冠を達成するのか、あるいは広瀬竜王がさらに差を詰めてフルセットまで持ち込むのか、目が離せません。冬の訪れとともに、盤上の戦いはさらに熱を帯びていくことになりそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました