日本が世界に誇るスポーツブランド、アシックスが2020年1月1日付で実施する大規模な人事異動と組織改革の詳細が明らかになりました。今回の発表では、カーステン・ウンベハウン氏や田口陽太朗氏が新たに執行役員に名を連ねるなど、経営陣の若返りと国際色の強化が鮮明に打ち出されています。
SNS上では、この人事案に対して「グローバル展開を本気で加速させる意図が見える」「テック系やセキュリティ分野の人材配置が興味深い」といった期待の声が寄せられているようです。特に、欧州やアジアなど各地域の戦略を担うリーダーの顔ぶれから、世界市場でのシェア拡大を狙う同社の野心が感じ取れるでしょう。
攻めの守りを固める「法務・コンプライアンス」の分権化
今回の組織改革で注目すべきは、法務・コンプライアンス統括部の再編です。これまでの「法務部」を、企業法務を担う「コーポレート法務部」と、現場の事業を支える「ビジネス法務部」の二つに分割しました。これは、組織の透明性とスピード感を両立させるための戦略的な一手だと言えます。
コンプライアンスとは、法令遵守を指す専門用語ですが、現代のグローバル企業にとっては単なるルール守りではありません。社会的責任を果たしながら、リスクを最小限に抑えて挑戦を続けるための「守りの要」です。アシックスはこの機能を細分化することで、より高度なガバナンス体制を構築しようとしています。
未来を創る「スポーツ工学」と「インキュベーション」の強化
製品開発の最前線では、パフォーマンスランニングやキッズプロダクトなど、カテゴリーごとの専門性を高める動きが加速しています。スポーツ工学研究所には「研究戦略部」や「スポーツコンテンツ研究部」が新設され、従来のモノづくりを超えた体験価値の提供を目指しているようです。
さらに、新規事業を生み出すための「インキュベーション部」を事業推進統括部へと移管しました。インキュベーションとは「孵化」を意味し、スタートアップのように新しいビジネスの種を育てる重要なプロセスです。2020年という節目を前に、同社が既存の枠組みに捉われない革新を追求する姿勢は、一人のファンとして非常に心強く感じます。
2019年11月27日に発表されたこの布陣は、2020年2月1日のアパレル部門の追加人事まで含め、隙のない体制となっています。世界中のアスリートを支えるアシックスが、この新体制によってどのような「驚き」を私たちに届けてくれるのか、今から楽しみでなりません。
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