日経BPコンサルティングが発表した「大学ブランド・イメージ調査2019~2020」の結果が、教育関係者やビジネスパーソンの間で大きな話題を呼んでいます。北関東エリアにある20の主要大学を対象としたこの調査で、筑波大学がなんと9年連続でブランド総合力第1位という圧倒的な栄冠に輝きました。この盤石な人気は、単なる知名度だけではない同校の真の実力を物語っていると言えるでしょう。
今回の調査結果を詳しく紐解くと、上位5校まですべてが国公立大学で占められており、北関東における国立大の信頼感の厚さが浮き彫りになりました。第2位には前年と同様に群馬大学がランクインし、第3位には着実に評価を積み上げて順位を一つ上げた宇都宮大学が食い込んでいます。SNS上では「やはり北関東は国立が強い」「筑波の安定感は異常」といった、納得の声が数多く寄せられています。
五つの因子を制した筑波大学の「創造力」と「グローバル」な視点
ブランド力を決定づける「ブランド総合力偏差値」において、筑波大学は前年から3.7ポイントも数値を伸ばし、86.3という驚異的なスコアを叩き出しました。ここで言う「偏差値」とは、平均を50として各大学の評価を相対化した指標のことです。同校は「創造力」や「グローバル」といった現代社会で最も重視される五つの評価項目で首位を獲得しており、時代のニーズに即した教育環境が整っていることが伺えます。
一方で、特定の分野で強い個性を放っているのが茨城大学です。同校は「地域貢献」という項目において、並み居る強豪を抑えて見事に第1位の座を射止めました。大学ブランドというのは、単なる偏差値の高さだけではなく、どれだけ周囲の社会に良い影響を与えているかという多角的な視点で評価されるべきものです。地元に根ざした茨城大学の活動が、しっかりと住民やビジネスパーソンに届いている証拠と言えるでしょう。
編集者としての私の視点では、この調査結果は単なるランキング以上の意味を持っていると感じます。これからの大学には、研究成果という内向きな指標だけでなく、いかにして「社会から期待される存在」であり続けるかというブランド戦略が不可欠です。2019年8月から2019年9月にかけて実施された今回のアンケート回答者は1116件に及びますが、その厳しい視線に晒されることで、大学側もさらなる進化を遂げるはずです。
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