【2019年11月21日】円相場は一進一退!米中通商交渉の楽観論と株安が交錯する最新為替動向

2019年11月21日の東京外国為替市場は、円が対ドルで前日とほぼ変わらない水準で推移しており、非常に神経質な展開となっています。午前中の取引では、まず日本の株式市場において日経平均株価が軟調な動きを見せたことが発端となりました。リスク回避のために安全資産とされる円が買われる「円高・ドル安」の流れが一時的に先行したのです。

しかし、その後は空気を一変させるニュースが飛び込んできました。米中通商交渉に関して、中国の劉鶴副首相が合意に対して前向き、かつ楽観的な見解を示したと報じられたのです。こうした「米中関係の改善」への期待は、投資家の心理を明るくさせ、今度は一転してリスクを取るための「円売り・ドル買い」を呼び込む結果となりました。

ちなみに、ここで語られる「米中通商交渉」とは、世界経済の二大巨頭であるアメリカと中国が、互いにかけている関税の引き下げなどを巡って話し合う協議を指します。この行方次第で世界中の景気が左右されるため、市場関係者は一喜一憂しているわけです。2019年11月21日12時時点のレートは、1ドル=108円48銭から49銭近辺となっています。

SNS上では「米中のニュース一つで相場が振り回されすぎて、トレードが難しい」「結局どっちに行きたいのかはっきりしてほしい」といった、方向感のなさに戸惑う投資家たちのリアルな声が目立っています。株価の動きに反応したかと思えば、要人発言でひっくり返されるという、現在の不安定な世界情勢を象徴するような値動きといえるでしょう。

私個人としては、こうした「材料の綱引き」が続く状況では、安易なトレンド追随は禁物だと考えています。実需の動きよりも政治的なヘッドライン(重要ニュースの見出し)に反応しやすい環境は、まさに嵐の前の静けさのようにも感じられます。米中合意が具体的な形を成すまでは、このように一進一退の攻防が続く可能性が極めて高いでしょう。

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