2019年11月10日現在、国内男子ゴルフの「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」は手に汗握る混戦模様を呈しています。現在、賞金ランキングでトップを走る今平周吾選手が、巧みな「風のマネジメント」を武器にスコアを伸ばし、首位とわずか1打差の2位タイへと浮上しました。連日の猛追劇に、SNS上では「今平の安定感は異常だ」「虎さんとの最終組対決が見逃せない」といったゴルフファンの熱い投稿が相次いでいます。
この日のラウンドでは、海沿いのコース特有の強風が選手たちを苦しめました。特に10番、11番のパー4は、向かい風となる「アゲンスト」が吹き荒れる難所です。アゲンストとは、打球を押し戻して飛距離を落とさせる逆風のことで、今平選手もここでは連続ボギーを叩く苦戦を強いられました。しかし、彼は決して守りに入るのではなく、風を味方に付ける勝負どころを冷静に見極めていました。
追い風を味方にした圧巻の連続バーディー
風向きが「フォロー(追い風)」に変わるホールで、今平選手の攻めのゴルフが牙を剥きます。1オンが狙える14番パー4では、ドライバーの出力をコントロールして花道へ運び、パターで寄せてバーディーを奪取しました。さらに圧巻だったのは終盤の粘りです。17番、18番の連続バーディーは、まさに風の力を計算し尽くした彼ならではのプレーだったと言えるでしょう。
特に17番ホールでは、フェアウェイが途切れる難しい設計ながら、ラフの状況を「浅め」と瞬時に判断してドライバーを強振しました。追い風に乗せて距離を稼ぎ、ラフからの残り108ヤードをピンそば1メートル弱にぴたりと寄せる技術は、まさに賞金王の風格です。続く18番のパー5も、風の流れを正確に読み切って確実にバーディーへと繋げました。
人気者「トラさん」との最終日最終組対決
最終日に今平選手と共に最終組を回るのは、独特の「チェ・ホソン・スイング」で世界的な人気を誇る崔虎星(チェ・ホソン)選手です。崔選手も「風に逆らわずにプレーした」と語る通り、この日は風を味方につける巧みなゴルフで首位をキープしています。編集者としての私見ですが、静かな闘志を燃やす今平選手と、エンターテイナー性が高い「トラさん」の対比は、今季最高の見どころになるでしょう。
今平選手自身も、個性的な動きで観客を魅了する崔選手とのラウンドを「リラックスして回れる」と歓迎しています。今季20戦で13回のトップ10入りという驚異的な安定感を誇る今平選手が、前週の悔しさを晴らして逆転優勝を飾るのか。2019年11月10日の最終日、沖縄の空に舞う白球の行方から一瞬たりとも目が離せません。
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