読書の秋を彩る、洗練されたステーショナリーが銀座の老舗から届きました。東京都中央区に居を構える銀座吉田は、2019年11月10日までに、金属製のスタイリッシュなしおり「ブックダーツ・アーチストコレクション」の販売を開始し、愛書家たちの間で静かなブームを呼んでいます。
この製品は、ページを優しく挟み込むクリップタイプのしおりです。その名の通り、先端が鋭く尖った「ダーツ(投げ矢)」のような形状をしており、単にページをマークするだけでなく、読み終えた正確な「行」までを指し示すことができる機能美を備えています。
特筆すべきは、収納用のブリキ缶に施された芸術的な装飾でしょう。ゴッホやダ・ビンチといった、歴史に名を刻む巨匠たちの名画があしらわれたデザインは、デスクに置いておくだけで知的な空間を演出してくれます。SNSでは「名画を持ち歩く贅沢」「金属の質感がたまらない」といった、所有欲を刺激されたユーザーの投稿が相次いでいます。
ここで「ブックダーツ」という専門的な呼称を解説すると、これは極薄の金属板で作られたブックマークの一種を指します。一般的な付箋とは異なり、紙を傷めにくいうえに、本を閉じた際にも厚みが出ないため、大切な一冊のフォルムを崩さずに管理できるという利点があります。
編集者としての意見を添えるならば、指先に触れる金属の冷たさと、缶に描かれた絵画の温もりのコントラストに、作り手の美意識を感じずにはいられません。デジタル読書が増える現代において、あえてこうした上質なアナログ道具を使いこなすことは、物語の世界へ没入するための最高な儀式になるのではないでしょうか。
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