2020年の東京パラリンピックから正式種目として仲間入りを果たすパラバドミントンが、ついに本番の舞台で産声を上げました。2019年11月13日、大会会場となる国立代々木競技場にて「ダイハツ・ヨネックスジャパンパラバドミントン国際大会」が華やかに幕を開けたのです。
今大会は本番を想定したテスト大会としての側面も持っており、世界35の国と地域からおよそ220名もの精鋭たちが集結しました。改修工事を終えたばかりの聖地で、パラリンピック関連のテストイベントが開催されるのは今回が初めての試みであり、会場全体が心地よい緊張感に包まれています。
注目は、女子車いすカテゴリーの絶対的エースとして期待がかかる里見紗李奈選手(NTT都市開発)です。彼女は2019年8月の世界選手権において、初出場ながらシングルス「WH1」クラスで見事に頂点へ駆け上がった、今まさに勢いに乗っているシンデレラガールと言えるでしょう。
ちなみに専門用語である「WH1」とは、車いすを利用する選手の中でも、体幹の機能に比較的重い障がいがあるクラスを指します。腹筋や背筋の支えが制限される中で、巧みなチェアワークを駆使してシャトルを追う姿は、観る者の心を揺さぶらずにはいられない力強さに満ちています。
里見選手はこの日、シングルスとダブルスの2種目に登場し、どちらも見事な勝利を収めて幸先の良いスタートを切りました。SNS上では「里見選手のスピード感が凄すぎる」「代々木で見られるなんてワクワクする」といった、期待と興奮が入り混じったファンの声が数多く寄せられています。
個人的な見解を述べさせていただくと、里見選手の最大の武器は、相手を翻弄する配球の妙と、最後までシャトルを諦めない執念にあると感じます。新しくなった代々木のコートを縦横無尽に駆け巡る彼女の姿は、来たる本番での金メダル獲得を強く予感させてくれるものでした。
日本勢の活躍に期待が集まるのはもちろんですが、世界トップレベルの技術がここ東京に集結しているという事実に胸が熱くなります。2019年11月17日まで続く熱戦を通じて、パラバドミントンの持つ奥深い戦略性とダイナミズムが、より多くの人々に届くことを願ってやみません。
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