島根県から、これまでの自治体広報の常識を覆すような驚きのニュースが飛び込んできました。2019年11月14日、島根県は丸山達也知事本人をモデルにした公式キャラクター、その名も「まるやまくん」を制作したと公式に発表したのです。現職の知事がアニメキャラ化されるという試みは、島根県政の歴史においても前例のない極めて珍しい挑戦と言えるでしょう。
今回、このユニークなキャラクターデザインを手がけたのは、大人気コメディーアニメ『秘密結社 鷹の爪』の生みの親として知られる映像クリエイターの小野亮氏(通称:FROGMAN氏)です。島根県ゆかりのクリエイターが描く「まるやまくん」は、知事の面影を残しつつも、どこか親しみやすさとユーモアを感じさせる仕上がりになっています。
小野氏といえば、すでに島根県の魅力を全国に発信している「しまねSuper大使 吉田くん」を世に送り出した人物でもあります。いわば島根広報のヒットメーカーが手掛ける新キャラクターということもあり、ネット上では「ついに知事までキャラクターになったのか!」「吉田くんとの掛け合いが早く見たい」といった期待の声が続々と寄せられています。
知事自らが広告塔に!「まるやまくん」が切り拓く情報発信の新時代
丸山知事は、2019年11月14日に行われた記者会見の場で、キャラクター制作の意図を熱く語りました。「県の代表である自分自身がキャラクターとなり注目を集めることで、島根の魅力を県内外へより効果的に届けたい」という知事の決意からは、型にはまらない新しいリーダー像が垣間見えます。
自治体のトップがキャラクター化することには、堅苦しい県政のイメージを和らげ、若い世代にも関心を持ってもらう「ソフトパワー」としての期待が込められています。今後は、新聞広告やインターネット広告など、多岐にわたる媒体でこの「まるやまくん」が島根の顔として縦横無尽に活躍していく予定となっています。
個人的には、知事という立場を逆手に取ったこの大胆なプロモーション手法は、非常に賢明な戦略だと感じます。これまでは「吉田くん」という架空のキャラクターが広報を牽引してきましたが、そこに実在の知事のエッセンスを加えることで、メッセージに真実味と親近感が同居するからです。まさに「攻めの広報」を体現していると言えるのではないでしょうか。
県広報部によれば、将来的には「まるやまくん」と「吉田くん」の夢の共演、いわゆる「コラボレーション」も検討しているとのことです。毒舌キャラの吉田くんと、実直そうなまるやまくんがどのような化学反応を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。2019年11月15日現在、島根県の新しい挑戦は始まったばかりです。
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