日頃から「日経 xTECH」などの専門メディアで、サイバーセキュリティの最前線を追いかけているプロフェッショナルであっても、心の隙を突くネット詐欺の魔の手から逃れるのは容易ではありません。2019年11月28日、セキュリティへの意識が人一倍高いはずの筆者が、巧妙なフィッシング詐欺の罠に嵌まり、約1万6000円という決して小さくない金額を振り込んでしまった衝撃の体験を告白します。
フィッシング詐欺とは、実在する企業やサービスを装った偽のサイトへ誘導し、金銭や個人情報を盗み取る犯罪手法を指します。普段から怪しいメールを見分ける自信があった筆者ですが、今回ばかりは判断を誤ってしまいました。SNS上でも「明日は我が身だ」「知識があっても油断は禁物」といった驚きと共感の声が広がっており、誰にとっても他人事ではないという事実が浮き彫りになっています。
被害に遭った後、多くの人が「泣き寝入りするしかない」と諦めてしまう場面でしょう。しかし、筆者は専門家としてのプライドをかけ、少しでも被害を回復させるべく奔走しました。その結果、被害額の全額ではありませんが、銀行の「振り込み詐欺救済法」などを活用することで、最終的に約2500円を取り戻すことに成功したのです。
プロをも欺く「偽サイト」の恐怖と執念のリカバリー
今回のケースでは、一度振り込んでしまった金銭を取り戻すことの難しさが改めて浮き彫りになりました。日本の法律では、詐欺に使われた口座を凍結し、残っていた資金を被害者に分配する仕組みが存在します。ただし、犯人がすでに現金を引き出している場合は、分配される金額が大幅に減ってしまうのが厳しい現実です。2500円という返金額は、まさにその「残されたわずかな希望」だったと言えるでしょう。
筆者の個人的な見解としては、ネットショッピングの利便性の裏には常にこうしたリスクが潜んでいることを再認識すべきだと強く主張したいです。特に、相場よりも極端に安い価格設定や、振込先が個人名義になっているサイトは、どれほど魅力的でも疑ってかかるべきでしょう。今回の筆者の失態は、私たちに「絶対はない」という教訓を身を以て示してくれています。
もし不運にも詐欺に遭ってしまったら、2019年11月28日現在の知識として、即座に警察や金融機関に相談することが被害回復への第一歩となります。この実体験が、読者の皆様の防犯意識を高めるきっかけとなり、同様の被害が一件でも減ることを願って止みません。利便性とセキュリティは常に表裏一体であることを、今一度心に刻んでおきましょう。
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