三菱地所が仕掛ける「エレベーターDX」!大画面プロジェクターで昇降機が次世代メディアに

オフィスビルや商業施設での移動に欠かせないエレベーターが、単なる移動手段から最新のエンターテインメント空間へと進化を遂げようとしています。三菱地所株式会社は、2019年11月18日に昇降機内での情報配信事業を本格的に開始することを発表しました。このプロジェクトは、既存の液晶モニター設置型とは一線を画す、プロジェクターを活用したダイナミックな映像体験を提供するものです。

今回の施策は、同社が2019年4月1日に設立した「DX(デジタルトランスフォーメーション)推進部」による記念すべき第1弾プロジェクトとなります。ちなみにDXとは、デジタル技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させる概念を指します。不動産業界の巨人が、ITを駆使して「空間の価値」を再定義しようとする姿勢に、業界内外から熱い視線が注がれています。

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映画館のような大迫力!プロジェクターが生む新たな視覚体験

特筆すべきは、その革新的な配信手法と言えるでしょう。エレベーターの扉上部に厚さわずか1ミリメートルほどの特殊なシートを貼り付け、正面からプロジェクターで映像を投影します。これにより、40インチから50インチという、従来のモニターでは難しかった大画面での放映が実現しました。扉が閉まっている時だけ映像が流れるようセンサーで緻密に制御されており、利用者の安全と利便性もしっかり確保されています。

この事業は、スタートアップ企業である株式会社東京との共同出資会社を通じて運営されます。中国ではすでに主流となっているエレベーターメディアですが、日本ではまだ電車やタクシーでの広告が一般的です。三菱地所は、この「隙間時間」を情報の宝庫に変えるべく、今後2年間で首都圏を中心に約5000台の導入を目指すという野心的な計画を掲げています。

SNS上では「エレベーターの待ち時間が楽しくなりそう」「プロジェクターなら眩しすぎなくて良いかも」といった好意的な意見が多く見受けられます。一方で、「広告ばかりだと落ち着かないのでは」という懸念の声も上がっており、コンテンツの質が今後の成功を左右する鍵となりそうです。周辺の飲食店情報だけでなく、ニュースやアート映像など、乗る人の心を豊かにする配信に期待が高まります。

私個人の見解としては、この取り組みはビル全体の資産価値を高める素晴らしい一歩だと感じます。ただ映像を流すだけでなく、天候に合わせた情報や、災害時の緊急案内など、場所に応じた柔軟な活用が進めば、より公共性の高いインフラへと成長するでしょう。2019年11月18日から東京都大田区と豊島区のビル6台で産声を上げたこの挑戦が、日本の都市風景をどう塗り替えていくのか、今後の展開から目が離せません。

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