2019年11月18日の安倍晋三首相は、朝の穏やかな空気の中、東京・富ケ谷の私邸から一日をスタートさせました。午前9時41分に自宅を後にした首相は、同日9時59分には総理大臣官邸へと到着し、すぐさま日本の舵取りを担うハードな公務へと身を投じています。到着早々の10時からは、待ち構えていた報道各社によるインタビューに応じ、政治の最前線に立つリーダーとしての姿勢を鮮明に打ち出しました。
午後の時間帯に入ると、官邸内では日本の国家予算や経済政策を巡る極めて重要な打ち合わせが行われています。14時6分からは、政権の要である麻生太郎財務相と、予算編成の実務を統括する太田充財務省主計局長が顔を揃えました。「主計局長」とは、国の予算案を作成する責任者のことであり、今後の経済運営を左右する非常に重いポストを指します。ここでどのような議論が交わされたのか、世間の注目が集まるのは必然と言えるでしょう。
国会での党役員会から夜のメディア懇談へ
夕刻が迫る16時59分、安倍首相は官邸からほど近い国会へと足を運びました。17時1分からは自民党の役員会に出席し、党内の結束を高めるとともに、重要案件の共有を図ったものと推察されます。役員会を終えて17時35分に一度官邸へ戻った後、17時49分には小泉龍司党国際局長と面会しており、外交や国際情勢に関する最新の動向についても、余念なくチェックを欠かさない様子が伺えます。
一日の公務を終えた後の夜の動向は、SNS上でも大きな話題となっています。18時33分、首相は有楽町の日本生命日比谷ビル内にある和食店「春秋ツギハギ 日比谷」を訪れました。ここで読売新聞東京本社の柴田岳常務論説委員長ら、メディアの重鎮たちと会食を行っています。インターネット上では「何を話しているのか気になる」「情報交換も政治家の大事な仕事」といった、多様な意見が飛び交う賑やかな夜となりました。
この日の総仕上げとして、21時53分に富ケ谷の私邸へと帰宅した安倍首相。国家の根幹に関わる予算の議論から、メディア幹部との社交に至るまで、そのスケジュールは分刻みの過密なものでした。筆者の視点から見れば、こうした対面での対話を重視する姿勢こそが、長期政権を維持する一つの原動力になっていると感じます。国民の代表として、どのようなビジョンが共有されたのか、今後の政策反映に期待したいところです。
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