船舶用電子機器の分野で世界的に高いシェアを誇る古野電気が、さらなる組織力の強化へと舵を切りました。2019年11月16日付で実施された今回の人事異動では、経営の中枢を担う取締役の役割がより明確になっています。経営企画を統括する山宮英紀氏が、新たにシステム機器事業、さらには航空・防衛事業の担当を兼務することとなりました。
今回の人事の大きな目玉は、経営のプロフェッショナルが直接、航空・防衛という非常に公共性が高く技術的な難易度の高いセクターを指揮する点にあります。防衛事業とは、国の安全保障に関わる装備品や通信システムの開発・提供を行う部門を指し、極めて高い信頼性が求められる領域です。山宮氏の知見が加わることで、事業のスピード感が増すことが期待されるでしょう。
さらに、システム機器事業部長には本川勝徳氏が着任しました。このシステム機器事業とは、GPS技術や無線通信などを応用した産業用機器を扱う部門を指しており、まさに古野電気の技術的な骨組みを支える重要なポジションです。SNS上でも「古野電気が防衛や航空分野に本腰を入れる姿勢が見えて心強い」といった、ポジティブな期待を寄せる声が目立っています。
私は今回の人事について、同社が既存の船舶ビジネスに甘んじることなく、多角的な成長を目指す攻めの姿勢であると評価しています。特に航空・防衛分野は将来的な技術革新の余地が大きく、経営企画の視点が導入されることで、より効率的なリソース配分が可能になるはずです。今後の古野電気が、空や陸の分野でどのような存在感を示すのか非常に楽しみと言えるでしょう。
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