2019年12月02日、瀬戸内エリアの魅力を世界へ発信する「せとうちDMO」の中核を担う瀬戸内ブランドコーポレーションは、通信大手KDDIとの業務提携を電撃発表しました。最新の通信技術と強固な顧客基盤を融合させることで、この美しい海域に眠る特産品を日本全国へと届け、新たな旅のスタイルを提案していく狙いがあるようです。地域の観光資源をITの力で底上げするこの試みは、地方創生の新たなモデルケースとして注目を浴びています。
SNSでは「瀬戸内の美味しいものが手軽に買えるようになるのは嬉しい」「5Gでどんな観光体験ができるのか楽しみ」といった期待の声が続々と寄せられています。これまで関西圏が中心だった特産品の販路が、KDDIの運営する大手通販サイトを通じて全国規模へ拡大される意義は非常に大きいでしょう。地元のこだわりが詰まった食品や調味料が、スマートフォンの操作ひとつで日本中の食卓に並ぶ日は、すぐそこまで来ています。
5GとVRが織りなす「未来の観光体験」
今回の提携で特に目を引くのが、次世代通信規格「5G」を活用した観光コンテンツの開発です。5Gとは「第5世代移動通信システム」の略称で、現行の4Gと比較して「超高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」という劇的な進化を遂げた技術を指します。この圧倒的なスピードを駆使することで、遠く離れた場所にいながら、瀬戸内の絶景をリアルタイムかつ高精細なVR(仮想現実)映像で楽しむことが可能になる見込みです。
VRとは専用のゴーグルなどを通じて、まるでその場にいるかのような没入感を味わえる技術ですが、5Gとの相性は抜群と言えます。現地から届く鮮明な映像は、視聴者の五感を刺激し、瀬戸内を訪れたいという強い動機付けになるはずです。私個人の視点としても、単なる情報発信に留まらず、テクノロジーが「心の距離」を縮める素晴らしい取り組みだと感じています。デジタル技術は、今や観光の魅力を最大化する欠かせないツールなのです。
さらに、KDDIが保有する膨大な「ビッグデータ」の活用も欠かせません。ユーザーの許諾を得た位置情報を分析することで、観光客がどのようなルートで移動し、どこに魅力を感じているのかを可視化できます。この科学的な分析に基づき、瀬戸内7県をまたぐ広域的な周遊を促す仕組みが構築されるでしょう。2016年の発足以来、約800社もの地元事業者を支えてきたせとうちDMOが、この連携によってさらなる飛躍を遂げることは間違いありません。
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