伊豆諸島へ繋ぐ新たな絆!3代目「さるびあ丸」進水式で見せた次世代の環境性能と野老氏デザインの魅力

2019年12月02日、山口県下関市にある三菱造船の下関造船所にて、伊豆諸島航路の新たな象徴となる3代目「さるびあ丸」の進水式が華やかに執り行われました。青空に映えるその姿は、東京と島々を結ぶ希望の架け橋としての風格を十分に漂わせています。東海汽船が運航するこの貨客船は、三菱重工業の子会社である三菱造船が約63億円で受注し、精魂込めて建造を進めてきました。

今回の新造船で最も注目すべき点は、進化した「アジマス推進器」を搭載したハイブリッド型の推進システムです。アジマス推進器とは、プロペラを360度どの方向にも向けられる装置のことで、従来の船よりも小回りが利く画期的な技術を指します。これにより、従来のディーゼルエンジンのみの駆動に比べて燃費性能が5.5%も向上しました。環境負荷を低減させた設計は、これからの海運界において必須の条件と言えるでしょう。

地球温暖化が叫ばれる昨今、二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)の排出を大幅に抑制したこの船の登場は、まさに時代の要請に応えたものです。重量は先代より2割ほど増してどっしりとした安定感を備えつつ、最新鋭の電動技術を駆使してスマートに航行する姿には驚かされます。旅客定員は1343人を誇り、多くの観光客や島民の足を支える頼もしい存在になることは間違いありません。

SNS上では、この進水式の様子が早くも拡散されており、「早く新しい船で島へ行きたい」「デザインがとにかくスタイリッシュ!」といった期待の声が続々と寄せられています。特に、東京2020オリンピックのエンブレムを手掛けた野老朝雄氏が担当した外装デザインは大きな話題です。波をイメージしたという幾何学的な紋様は、単なる乗り物を超えた芸術作品のような美しさを放っています。

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島しょ観光の起爆剤へ!2020年夏の就航に向けた期待

船体はこれから「艤装(ぎそう)」と呼ばれる工程に入ります。艤装とは、進水した後の船に配線や内装、各種機器を取り付けて、船としての機能を完成させる重要な仕上げ作業のことです。2020年06月には東海汽船へと引き渡される予定で、同年夏にはいよいよ本格的なデビューを飾ります。オリンピックイヤーに相応しい、最高のタイミングでのバトンタッチとなるでしょう。

現在、東海汽船の年間旅客数は約70万人と横ばいの状況が続いていますが、この新造船の投入が需要を底上げする強力なカンフル剤になると確信しています。さらに同社は2020年夏に川崎重工業製の新型ジェット船の導入も控えており、攻めの姿勢が鮮明です。最新技術と優れたデザインが融合した「さるびあ丸」は、私たちの船旅に対するイメージを根本から変えてくれるはずです。

私個人の意見としては、単に「新しくなった」というだけでなく、環境性能を前面に押し出した東海汽船の姿勢を高く評価したいと思います。美しい海を守りながら旅を楽しむというスタイルは、これからの観光のスタンダードになるべきです。最新の「さるびあ丸」が、伊豆諸島の豊かな自然と、訪れる人々の笑顔を繋ぐ素晴らしい航海を続けてくれることを心から願ってやみません。

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