フィアットも採用!「つながる車」の革命児トランザテルが欧州全土で仕掛ける次世代戦略

2019年12月02日、フランスの通信業界から自動車の未来を塗り替えるエキサイティングなニュースが飛び込んできました。通信中堅のトランザテルが、欧米の名門フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と提携し、次世代の「つながる車」向けに革新的なサービスを提供することが決定したのです。

今回注目される「コネクテッドカー」とは、車自体がスマートフォンと同じようにインターネットへ接続される仕組みを指します。SNS上でも「車がスマホ化する未来がついに来た」「国境を越えても通信が切れないのは便利そう」といった、期待に満ちた声が数多く上がっており、移動体験の劇的な変化に熱い視線が注がれています。

トランザテルは、自社で回線網を持たずに他社の通信インフラを支援する「MVNE(仮想移動体通信事業支援者)」として、その実力を磨き上げてきました。欧州約30カ国、世界では約150カ国もの通信会社と網の目のように提携しており、どこへ走っていってもネットワークが途切れない強固な環境を構築できるのが最大の武器と言えるでしょう。

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国境を越えるシームレスな通信がもたらす劇的な利便性

FCAとの合意により、欧州で生産される車両にはトランザテルの通信機器が標準搭載されます。これにより、車は工場出荷時からSIMカードを挿入したスマホと同様の状態になります。地図情報の自動更新はもちろん、セキュリティソフトのアップデートも遠隔で容易に行えるようになり、常に最新の状態でドライブを楽しめるのです。

さらに、走行距離に応じた合理的な自動車保険の算出や、万が一の事故の際に自動で救助を要請するシステムなど、安全面でのメリットも見逃せません。メーカー側にとっても、国ごとに通信仕様を分ける必要がなくなり、生産ラインを統一できるという非常に合理的なメリットを享受できる素晴らしい座組みだと私は確信しています。

現在、自動車業界は「CASE」と呼ばれる大きな変革期にあります。これは「つながる(Connected)」「自動運転(Autonomous)」「シェアリング(Shared)」「電動化(Electric)」の頭文字を取った言葉ですが、トランザテルはその第一歩である「つながる」部分において、なくてはならない存在へと進化を遂げつつあります。

NTTグループの翼を得て、日本メーカーとの提携も秒読みか

2019年03月にNTTコミュニケーションズが約200億円で同社を子会社化したことは、戦略的に極めて重要な意味を持ちます。巨大なNTTグループのバックアップは、ブランドの信頼性を飛躍的に高めました。2020年春には日系メーカーとの契約第1号を目指すとされており、日本の公道を走るバイクや車が彼らの技術でつながる日も近いでしょう。

2019年現在は4Gが主流ですが、通信速度が100倍に跳ね上がるとされる次世代規格「5G」の普及も間近に迫っています。調査によれば、コネクテッドカーの市場は2035年に1億台を超えると予測されており、まさにブルーオーシャンです。この巨大市場で、英ボーダフォンなどの巨人とどう渡り合うのか、彼らの挑戦はまだ始まったばかりです。

私個人の見解としては、単なる通信手段の提供に留まらず、そこから得られる膨大な走行データをどう活用するかが今後の勝負を分けると感じます。単に「つながる」だけでなく、私たちの生活をどう豊かにしてくれるのか、トランザテルとFCAが描く新しいモビリティの形に、今後も目が離せそうにありません。

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