【2019年】神戸ルミナリエ25周年の希望!震災の記憶を繋ぐ50万個の光と伝統の白熱電球

冬の夜空を彩る幻想的な光の彫刻が、今年も神戸の街に戻ってきます。阪神・淡路大震災の犠牲者への鎮魂と都市の復興を願って1995年に産声を上げた「神戸ルミナリエ」が、2019年12月06日の開幕を前に、ひと足早くその輝きを披露しました。2019年12月02日の夜、神戸市中央区の会場で行われた試験点灯では、暗闇の中に鮮やかな幾何学模様が浮かび上がり、居合わせた人々からは思わず感嘆の声が漏れていたようです。

25回目という大きな節目を迎える今回のテーマは、「希望の光に導かれて、25年」と銘打たれました。四半世紀という長い年月を歩んできたこのイベントは、単なるイルミネーションの枠を超え、人々の心の拠り所となっているのでしょう。SNS上でも「この光を見ると冬の訪れと震災を忘れない気持ちが湧いてくる」「25年も続いていることに感謝したい」といった、温かくも身が引き締まるようなコメントが数多く寄せられ、注目度の高さが伺えます。

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最新のLEDと原点の白熱電球が織りなす特別な空間

会場を彩る光の正体は、最新技術であるLED(発光ダイオード)を含む約50万個もの電球たちです。LEDは少ない電力で効率よく発光する半導体素子のことで、現代の光の演出には欠かせない存在と言えます。しかし、今年の注目はそれだけではありません。旧外国人居留地に設置された約270メートルに及ぶ光の回廊には、なんと1995年の第1回目に使用された「白熱電球」による装飾が再現されており、当時の記憶を鮮明に呼び起こしてくれます。

白熱電球特有の、どこか懐かしく柔らかな暖色の輝きは、見る者の心を優しく包み込むような不思議な力を持っています。効率を優先する現代において、あえて原点の光を復活させた演出には、震災当時の苦難とそこから立ち上がった人々の情熱を忘れないという、主催者の強い意志が感じられるでしょう。合計14基の巨大なアーチが連なる光のトンネルを歩けば、まるで光の歴史そのものを旅しているような感覚に陥るに違いありません。

私は、このルミナリエという行事が25年も継続されてきた事実に、神戸という街の底力を感じずにはいられません。震災を知らない世代が増えていく中で、美しい光を通じて悲しみと希望の歴史を継承していく試みは、非常に意義深いものだと確信しています。華やかな光の下で静かに祈りを捧げる。そんな神戸ならではの特別な時間を、2019年12月15日までの開催期間中にぜひ肌で感じていただきたいと切に願っています。

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