2019年12月05日、関西エリアの旅行ファンにとって見逃せない年末年始の予約動向が明らかになりました。今シーズンの特徴は、目的地によって明暗がくっきりと分かれている点です。特に注目すべきは、これまで定番だった韓国や香港の予約が大きく落ち込んでいることでしょう。JTBの調査では韓国向けが前年比6割減、香港に至っては8割減という衝撃的な数字が出ています。SNS上でも「今は少し様子を見ようかな」といった慎重な声が目立っています。
こうした低迷の背景には、2019年07月から続く日韓関係の冷え込みや、香港でのデモ活動による政情不安が影を落としています。「輸出管理の厳格化」とは、特定の軍事転用可能な原材料の取引を政府がチェックする仕組みのことですが、これがきっかけで不買運動や航空路線の運休が相次ぎました。旅行者にとって、安全と安心は何物にも代えがたい優先事項であることを物語っています。しかし、海外旅行熱そのものが冷え切っているわけではないのでご安心ください。
日並びの良さが後押し!台湾と欧州へ向かう旅行者たち
韓国や香港の代わりに、熱烈な視線を浴びているのが台湾です。阪急交通社では前年比で約5割も予約が増加しており、近畿日本ツーリスト関西でも「航空券の確保が困難」と言わしめるほどの人気ぶりを見せています。台湾は治安も良く、グルメや観光スポットが充実しているため、リスクを避けて楽しみたい層の受け皿となっているようです。SNSでは「やっぱり冬の台湾は最高」「タピオカ本場へ行こう」といったポジティブな投稿が溢れています。
さらに、今回の年末年始は最大9連休という「日並びの良さ」が大きな武器となっています。カレンダーの配置が絶好の機会を提供しているため、遠方への旅行も活発です。JTBではイタリアのローマを巡る周遊ツアーが1割増、近畿日本ツーリスト関西ではオセアニア方面がなんと2倍の予約を記録しました。私個人の意見としては、連休を活かして日常を忘れる遠出を選ぶのは、賢いリフレッシュの方法だと思います。せっかくの長期休暇ですから、奮発する価値は十分にあるでしょう。
国内旅行の消費マインドと今後の展望
一方で、国内旅行は少し苦戦を強いられています。JTBや近畿日本ツーリスト関西ともに前年を下回る予測を立てており、2019年04月から05月の10連休で遊び尽くした反動が出ているようです。加えて、2019年10月の消費増税に伴う節約志向、いわゆる「消費マインド」の低下も無視できません。これは、買い物に対する意欲や心理的な余裕を指しますが、増税直後はどうしても財布の紐が固くなりがちです。
しかし、海外旅行を伸ばしている会社があることを踏まえると、消費者は「安さ」よりも「価値のある体験」にお金を使いたいと考えているのではないでしょうか。近場の韓国・香港が敬遠される中で、遠くても魅力的な欧州や、安心感のある台湾に注目が集まるのは自然な流れと言えます。2019年12月31日から2020年01月05日にかけて、関西空港は多くの旅人で賑わうことになりそうです。皆さんも、今からでも間に合う素敵なプランを探してみてはいかがでしょうか。
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