2019年12月4日、大阪のビジネスシーンを熱くさせる画期的なイベントが開催されました。関西経済同友会が主催したこの催しは、従来とは真逆の発想で注目を集めています。通常、スタートアップが自らを売り込む「ピッチ」が一般的ですが、今回は大企業側が求めるニーズを提示する「リバースピッチ」という形式が採用されました。
リバースピッチとは、資本力や販路を持つ大企業が、自社の抱える課題や解決したい悩みをスタートアップに向けて公開するプレゼンテーション手法です。これにより、技術を持つ新興企業は「どこにニーズがあるのか」を的確に把握できます。効率的なマッチングが期待できるため、オープンイノベーションの鍵として期待が寄せられているのです。
イベントの冒頭では、関西版ベンチャーエコシステム委員長を務める角元敬治氏が登壇しました。三井住友銀行の取締役専務執行役員でもある同氏は、集まった起業家たちに対し、大企業が直面しているリアルな経営課題を自分事として捉えてほしいと力説します。ここから新たな協業の種が生まれることへの期待感が、会場全体に満ち溢れていました。
SNS上では、この取り組みに対して「関西の勢いを感じる」「大手企業の課題が可視化されるのはありがたい」といった前向きな反響が相次いでいます。閉鎖的になりがちな大企業が自らの弱みをさらけ出し、外部の知恵を借りようとする姿勢は、停滞する日本経済に新しい風を吹き込む一歩になると確信しています。
筆者の視点としては、このような「対等な対話の場」こそが、関西をシリコンバレーのような活気ある拠点に変える原動力になると考えています。単なる出資関係を超え、互いの強みを融合させる文化が定着すれば、2019年以降の関西経済はさらなる飛躍を遂げるでしょう。今後の具体的な協業事例の誕生から目が離せません。
コメント