2019年12月に入り、私たちの生活に密接に関わる自動車市場から、少し気になるデータが届きました。福岡県自動車販売店協会が2019年12月4日に発表した統計によれば、2019年11月の九州7県における新車登録台数(軽自動車を除く)は、2万2392台にとどまったことが明らかになりました。これは前年の同じ時期と比較して16.6%も減少しており、市場が一時的な冷え込みを見せているようです。
この急激な落ち込みの背景には、2019年10月1日に実施された消費税増税が大きく影を落としていると考えられます。増税直前の駆け込み需要、つまり「税金が上がる前に買っておこう」という消費者の動きが一段落したことで、その反動減が顕著に表れた形です。日本自動車販売協会連合会の分析でも、この買い控えの動きが継続していることが示唆されており、自動車業界にとっては正念場の時期と言えるでしょう。
ネット上のSNSでも、このニュースに対して「やっぱり増税の影響は大きい」「今は買い時ではないのかも」といった、慎重な消費者の声が目立っています。中には「前年が新型車ラッシュで盛り上がりすぎていたから、そのギャップも激しいのではないか」という鋭い指摘も見受けられました。実際に、昨年の同時期は各メーカーが魅力的な新モデルを次々と投入していたため、その反動が数字をより厳しく見せている側面は否定できません。
県別のデータに目を向けると、さらに深刻な状況が浮かび上がってきます。2019年11月の実績では、熊本県が21.5%減、長崎県が19.4%減と、特に大幅なマイナスを記録しました。最終的に九州全7県すべてで前年の実績を下回るという異例の事態に陥っています。また、沖縄県においても1623台という結果になり、前年比で6%の減少を記録するなど、地域を問わず厳しい寒風が吹き荒れている印象です。
ここで注目したい「新車登録台数」という言葉ですが、これはナンバープレートを交付された車の数を指し、景気の動向を占う重要な指標とされています。編集者の私見としては、今回の減少はあくまで増税に伴う一時的な調整局面ではないかと考えています。自動車は生活の足として欠かせない存在であり、各メーカーが今後打ち出す減税対策や魅力的な新型車の投入によって、再び活気が戻る可能性は十分にあるはずです。
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