JR九州の新たな伝説が始まる!787系が進化する「ななつ星」に続く全県周遊ツアーの魅力とは?

九州の大地を駆け抜ける鉄道旅に、また一つ輝かしい歴史が刻まれようとしています。JR九州は2019年11月18日、九州全土を数日間にわたって巡る新しい観光列車の運行を2020年度から開始すると発表しました。これは、あの豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」に続く、全県を周遊する第2の看板列車として大きな注目を集めています。

今回のプロジェクトの主役となるのは、かつて博多と鹿児島を結ぶ特急「つばめ」として親しまれた名車「787系」です。2011年の九州新幹線全面開業によって「つばめ」としての役目は終えましたが、現在は「かもめ」などで活躍を続けています。この重厚感あふれる車両が、再び九州を象徴する特別な存在へと生まれ変わる瞬間が今から待ち遠しいですね。

デザインを担当するのは、JR九州の数々の独創的な列車を生み出してきた工業デザイナーの水戸岡鋭治氏です。水戸岡氏の手によって、既存の車両がどのような魔法をかけられるのか、鉄道ファンのみならず多くの旅行者の期待が膨らんでいます。SNS上では「つばめが戻ってくるのが嬉しい」「水戸岡デザインの新作なら間違いない」といった歓喜の声が溢れています。

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誰もが楽しめる「手の届く贅沢」を目指して

気になる旅の内容ですが、日中の運行をメインに想定しており、「ななつ星」のような寝台設備は設けない方針となっています。そのため、料金設定も「ななつ星よりも利用しやすい価格帯」が検討されており、より幅広い層の人々が気軽に九州の魅力を再発見できる機会となるでしょう。高級感と親しみやすさを両立させる、まさに「絶妙な立ち位置」の列車になりそうです。

この新列車の大きな目的は、沿線自治体と手を取り合い、まだ知られていない九州の観光素材や新しいルートを発掘することにあります。単なる移動手段としての鉄道ではなく、乗ること自体が旅の目的となる「D&S(デザイン&ストーリー)列車」の精神が、今回の全県周遊という壮大なスケールで体現されるのです。地域との協力体制が、旅をより深いものにしてくれるでしょう。

個人的には、この試みはオーバーツーリズムが課題となる現代において、地方の隠れた名所へ光を当てる非常に意義のある挑戦だと感じています。高級志向に振り切らず、多くの人が楽しめる設定にすることで、鉄道旅行の価値がさらに高まることは間違いありません。2020年度のデビューに向けた詳細なプランの続報が、今から非常に楽しみでなりません。

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