お気に入りのハンドメイド作品を見つけても、いざ自分で作ろうとすると「材料は何が必要?」「どこで買えばいいの?」と足踏みしてしまうことはありませんか。そんな手芸ファンの悩みを一気に解消してくれる画期的なSNSが登場しました。大阪市のスタートアップ企業、トライアングルが2019年9月に提供を開始した「croccha(クロッチャ)」は、作品の閲覧から材料購入、そして制作までをシームレスに繋ぐ、今注目の「一気通貫型(すべての工程を一つのサービスで完結させること)」のプラットフォームなのです。
アプリを起動すると、白をベースとした清潔感あふれる画面に、色鮮やかでセンスの良い手芸作品がずらりと並びます。その操作感は、若年層を中心に絶大な人気を誇るInstagramに近く、初心者でも直感的に使いこなせるでしょう。SNS上では「作品を眺めているだけで創作意欲が湧いてくる」「自分の好みの作家さんをフォローできるのが嬉しい」といった声が上がっており、単なる通販サイトとは異なる、コミュニティとしての温かさが早くもユーザーの心を掴んでいるようです。
たった3分で完成!材料探しの手間をゼロにする驚きの機能
実際に記者が2019年12月08日にピアス作りに挑戦したところ、その利便性に驚かされました。ハッシュタグ検索でヒットした約700件の作品から、直感的に気に入ったデザインを選びます。すると、写真の下には必要な材料がリストアップされ、各パーツをタップするだけで大手通販サイト「楽天」などの販売ページへ即座に移動できるのです。ミリ単位でサイズが異なり、種類が膨大な手芸パーツを自力で探し出す苦労を考えると、この自動判別機能はまさに革命的といえるでしょう。
制作工程も非常にシンプルです。今回のピアスは4つの材料を繋ぐだけで、わずか3分ほどで完成しました。アプリ内では難易度が星の数で表示されているため、自分のスキルに合わせた作品選びが可能です。また、クロッチャには「手元にある余った材料」から作れるものを提案してくれる機能も備わっています。引き出しの奥で眠っていたビーズや金具が再び輝きを取り戻すきっかけを与えてくれるのは、素材を大切にする手芸好きにはたまらない配慮ではないでしょうか。
進化するハンドメイド市場と、今後のアプリへの期待
近年、メルカリなどのフリマアプリの普及により、個人が作った作品を販売する「プチ起業」が主婦層を中心に盛り上がりを見せています。クロッチャは、そうした「作る・売る・繋がる」という現代のライフスタイルに完璧にフィットしたサービスです。一方で、現状ではパーツによって遷移先のECサイトが分かれるため、配送先や支払い情報の入力が複数回必要になる点など、さらなる利便性向上への伸びしろも感じられました。
編集者の視点から言えば、このサービスは単なる便利なツールにとどまらず、日本のハンドメイド文化を底上げする可能性を秘めていると確信しています。2019年9月のリリースから数ヶ月が経過し、投稿数も着実に伸びてきています。今後、決済機能の集約や利用者の拡大が進めば、感性を共有できる仲間と出会い、より手軽に「自分だけの宝物」を生み出せる、唯一無二の聖地となるはずです。新しい趣味を始めたい方にとって、今最もインストールすべきアプリの一つでしょう。
コメント