ヤフーがブログや政治情報サイトを終了へ。機能集約で進化するYahoo! JAPANの次世代戦略とは?

インターネット業界の巨頭であるヤフー株式会社が、サービスのポートフォリオを大胆に整理する決断を下しました。2019年12月10日の発表によると、同社は2020年3月末までに、スマートフォン向けアプリ6種とパソコン向けサービス7種を順次終了させる方針です。この動きは、限られた経営資源をより成長分野へ集中させるための「選択と集中」の一環といえるでしょう。

長年親しまれてきた「Yahoo!ブログ」は、2019年12月15日をもってその歴史に幕を閉じます。すでに2019年6月の時点で新規開設は停止されており、現在は他社ブログサービスへのデータ移行支援が行われている状況です。SNS上では「青春の記録が消えてしまうのは寂しい」「お世話になった場所がなくなる」といった、惜別の声が数多く寄せられており、一つの時代の節目を感じさせます。

また、有権者の貴重な情報源となっていた政治情報サイト「Yahoo!みんなの政治」も、2020年3月末でサービスを終了することが決定しました。今後は国政選挙などの重要なタイミングに合わせ、「Yahoo!ニュース」内で特設ページを展開する形に移行します。情報の集約は利便性を高める反面、日常的な政治への関心を維持する仕組みがどう変化していくのか、注視する必要があるかもしれません。

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利便性は維持!アプリ機能の統合による「スーパーアプリ化」への道

スマートフォン向けアプリについては、QRコード読み取り機能やセキュリティ対策アプリなどが単体としての役割を終えます。しかし、これらの機能が完全に消滅するわけではありません。今後は「Yahoo!ブラウザ」という一つのアプリの中にこれらの機能が組み込まれ、ユーザーは複数のアプリを使い分ける手間から解放される見込みです。

専門用語として「リソースの最適化」という言葉がありますが、これは開発スタッフやサーバー設備などの経営資源を、より需要の高いサービスに振り向けることを指します。ヤフーは年に2回、提供サービスの見直しを公表する仕組みを整えており、今回の整理もユーザーの利用動向に合わせた極めて合理的な判断といえます。多機能なアプリ一つで生活が完結する「スーパーアプリ」への進化を目指しているのでしょう。

編集者としての私見ですが、今回のサービス終了は決して後ろ向きな撤退ではないと捉えています。ネットの世界は変化が激しく、かつて主流だったブログからSNSや動画メディアへと主役が移り変わっているのは明白です。過去の資産に固執せず、今のユーザーが本当に求めているスピード感や使い勝手を追求する姿勢こそ、巨大プラットフォームが生き残るための正解ではないでしょうか。

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