2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックがいよいよ現実味を帯びてきました。大会組織委員会は2019年12月6日、世界中が注目する開閉会式を支えるキャストやスタッフを、最大1万人規模で確保する方針を明らかにしています。この壮大なステージを彩るのは、名だたるプロの表現者だけではありません。一般の方々や学生が主役の一翼を担うという、開かれた大会運営が大きな注目を集めています。
SNS上では、この異例の規模での公募に対して「人生で一度のチャンス、絶対に応募したい」「五輪の舞台に立てるなんて夢のよう」といった、期待に胸を膨らませる投稿が相次いでいます。一方で、参加が原則として無償である点について「ボランティアの域を超えているのでは」といった議論も巻き起こっており、日本中がこの一大プロジェクトに高い関心を寄せていることが伺えます。
若き才能が躍動する!大学生たちが支える聖なる祭典
オリンピックの華やかな開閉会式では、組織委員会が厳選した約740名のプロアーティストが至高のパフォーマンスを披露する予定です。しかし、その演技を舞台裏から、あるいはステージ上で支えるのは、連携協定を結んでいる810校もの大学から募る約960名の学生たちです。彼らにとって、世界最高峰の演出を間近で体験できるこの機会は、何物にも代えがたい教育的価値を持つことでしょう。
さらに、選手入場の際に会場を盛り上げるパフォーマーとして、若者を中心に一般から約380名が公募されます。募集期間は2019年12月中旬から2020年1月31日までとなっており、厳正な審査を経て2020年3月には運命の結果が通知される予定です。単なる観客としてではなく、表現者として歴史の一部になれるという点は、まさに今回の公募における最大の魅力と言えます。
パラリンピックの式典においても、600名以上の出演者のうち、約400名が一般から公募される見通しです。特筆すべきは、原則として6歳以上であれば応募が可能という間口の広さでしょう。子どもたちが多様性の祭典に直接関わることで、次世代に向けた共生社会へのメッセージを、自らの体を通して発信することには深い意義があるはずです。
ボランティアが紡ぐ感動!1万人の力が結集する舞台裏
出演者以外にも、選手入場の誘導を担うスタッフが1,900名から4,000名程度必要とされています。運営サポートを含めると、合計で約6,000名から9,800名もの人員が、大学との連携や公募によって集結することになります。これほどまでに大規模な市民参加型の式典は、まさに日本の「おもてなし」の精神を象徴するプロジェクトといっても過言ではありません。
参加は無償とされていますが、組織委員会は交通費や記念品の支給を前向きに検討しているようです。私は、この「無償」という枠組みを、単なる労働力の提供ではなく、市民が主体となって祭典を作り上げる「祝祭の共有」と捉えるべきだと考えます。営利目的ではないからこそ生まれる一体感こそが、東京大会を成功に導く鍵になるのではないでしょうか。
2016年8月のリオデジャネイロ大会で見られたような、エネルギー溢れるパフォーマンスが東京でも再現されるかと思うと、今から胸が高鳴ります。今回の公募は、私たちが単なる目撃者から、歴史を創る当事者へと変わるための招待状です。誰もが輝けるチャンスを掴み、2020年の夏を忘れられない特別な時間にしていきたいものですね。
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