音速の20倍!ロシアが放つ極超音速ミサイル「アバンガルド」配備で激化する世界の軍拡競争

2019年12月27日、世界の軍事バランスを大きく揺るがす衝撃的なニュースが飛び込んできました。ロシア国防省は、最新鋭の極超音速ミサイルシステム「アバンガルド」を初めて実戦配備したと発表したのです。この兵器は核弾頭の搭載が可能であり、既存の防衛システムを無力化するポテンシャルを秘めています。

アバンガルドの最大の特徴は、何といってもその驚異的なスピードにあります。音速の20倍、すなわちマッハ20を超える速度で飛行するとされ、ミサイル防衛(MD)網を突破できる圧倒的な性能を誇ります。2018年12月に実施された発射実験の成功を経て、ついにロシア中部のミサイル部隊へ実戦配備される運びとなりました。

SNS上では「もはやSFの世界」「回避不能な攻撃が現実になった」といった驚きの声が広がっています。極超音速とは、一般的にマッハ5(音速の5倍)以上の速度を指す専門用語ですが、これほどの超高速で、かつ軌道を自由に変えながら飛来するミサイルを現在の技術で撃ち落とすことは、至難の業だと言わざるを得ません。

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核軍縮の行方と迫り来る新たな軍拡の時代

プーチン大統領は2019年12月24日の時点で、極超音速兵器の分野においてロシアが世界をリードしていると自信をのぞかせていました。今回の配備には、2021年2月に期限を迎える「新戦略兵器削減条約(新START)」の延長交渉を優位に進め、米国から譲歩を引き出したいという政治的な狙いも透けて見えます。

しかし、この動きは新たな火種を生む可能性を孕んでいます。米国も中国に対抗すべく開発を急いでおり、2020年代半ばの実戦配備を目標に掲げました。最新兵器による「力の誇示」が対話を促すどころか、際限のない軍拡競争を招くのではないかという懸念は、決して無視できない現実味を帯びています。

個人的には、技術の進歩が平和ではなく、破壊の効率化に向けられている現状に強い危機感を抱きます。ロシアは他にも重量級ICBM「サルマト」の開発を進めるなど、威嚇の姿勢を強めています。軍事的な優位性を競い合うだけでは、真の安全保障は築けません。今こそ冷静な国際対話が必要な時期に来ているのではないでしょうか。

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