令和という新しい時代が幕を開け、初めて迎える年末がいよいよ本格的な賑わいを見せています。2019年12月28日、関西の主要な交通拠点であるJR新大阪駅や関西国際空港では、故郷での団らんや異国での休暇を心待ちにする人々で溢れかえりました。大きなスーツケースを手に、弾むような足取りでホームへ向かう家族連れの姿が印象的です。
SNS上でも「新大阪駅の混雑が想像以上で圧倒された」「関空のチェックインカウンターが長蛇の列だけど、旅行へのワクワクが止まらない」といった投稿が相次いでいます。仕事や学業から解放された開放感と、これから始まる休暇への期待が混ざり合い、駅全体が独特の熱気に包まれているようです。
新幹線の乗車率は驚異の140%!新大阪駅に響く歓声
JR各社の発表によりますと、2019年12月28日は東海道・山陽新幹線の下り線がピークを迎えました。特に午前10時05分に新大阪駅を出発した博多行きの「のぞみ11号」では、自由席の乗車率が140%に達しています。これは、車両の座席数に対して定員を大幅に上回る乗客が利用している状態を指し、通路まで人で埋まるほどの凄まじい混み具合です。
そんな喧騒の中でも、利用者の表情には明るい笑みがこぼれています。大阪府泉大津市から福岡の実家を目指す会社員の渡辺歩律さんは、5歳と7カ月の小さなお子様を連れての移動です。今年の景気については厳しい表情を見せつつも、「来年はもっとプライベートを充実させたい」と、大分県の由布院温泉を経由する贅沢な帰省プランを嬉しそうに語ってくださいました。
また、転職という人生の転機を経験された八尾市の女性会社員の方は、中学2年生の息子さんと共に広島へ向かわれました。多忙な一年を締めくくるにあたり、「正月はゆっくり過ごしたい」という切実な願いは、現代社会で懸命に働く多くの人々に共通する思いではないでしょうか。忙しさを乗り越えた先にある安らぎは、何物にも代えがたい報酬と言えるでしょう。
空の玄関口・関空も大賑わい!小籠包を楽しみに海外へ
一方、空の玄関口である関西国際空港も、海外へ飛び立つ旅行客で華やいでいます。関西エアポートの予測では、2019年12月28日だけで出発客数は約4万2300人に及ぶ見通しです。航空会社のカウンター前には、色とりどりの荷物を持った人々が並び、国際色豊かな賑わいを見せていました。
家族で台湾旅行へ向かう小学3年生の有馬みりあさんは、「おせちの代わりに食べる小籠包が楽しみ」と、子供らしい愛くるしい表情で抱負を語ってくれました。伝統的な過ごし方にこだわらず、自分たちらしいスタイルの「令和流・正月」を楽しむ傾向が強まっているのかもしれません。
個人的な見解を述べさせていただくと、こうした年末の混雑は、単なる移動の苦労ではなく、日本人が大切にしてきた「節目」を祝うためのエネルギーの象徴だと感じます。令和元年の締めくくりに、大切な人と過ごす時間は、来るべき2020年への活力となるに違いありません。混雑の中でも譲り合いの精神を持ち、皆様が安全に目的地へ到着されることを切に願っています。
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