穏やかな海に浮かぶ島々が織りなす「多島美」を、かつてない視点から体験できるチャンスが到来します。広島県尾道市を拠点に水陸両用機での遊覧飛行を展開する「せとうちSEAPLANES」は、2019年12月10日、新たな冒険の幕開けを発表しました。2020年1月10日より、これまでの拠点に加え、新たに広島空港を発着点とする特別な遊覧便の運航が開始される予定です。空の玄関口から直接、瀬戸内海の秘境へと飛び立てる利便性は、旅のスタイルを劇的に変えてくれるでしょう。
今回の新ルートは、しまなみ海道周辺の美しい島々や、海を跨ぐ壮大な架橋を上空から一望できる贅沢な内容となっています。特筆すべきは、尾道市にあるベラビスタマリーナ沖での離着水体験です。一般的な飛行機はアスファルトの滑走路を利用しますが、この機体は「水陸両用機」という名前の通り、車輪とフロート(浮き)の両方を備えています。そのため、陸から飛び立ち、水面へとダイナミックにしぶきを上げて降り立つという、映画のワンシーンのような高揚感を味わうことが可能です。
約40分間にわたる空の旅は、お一人様3万5千円という価格設定です。SNS上では「一生に一度は体験してみたい贅沢」「水面から飛び立つ瞬間を動画に収めたい」といった期待の声が早くも広がっており、特に感度の高い旅行者や、日本独自の景色を求める外国人観光客からの注目が集まっています。2016年の尾道での事業開始以来、2018年には島根県の中海にも進出し、累計搭乗者数はすでに約5500人を突破しました。この確かな実績が、空の旅への信頼を裏付けています。
編集者が語る、瀬戸内の空が「特別な理由」
編集部としては、このサービスが単なる移動手段ではなく、瀬戸内の魅力を再発見するための「極上のエンターテインメント」である点に注目しています。高度を抑えて飛行する小型機だからこそ、島々の緑や海面のグラデーションが驚くほど間近に迫り、まるで海図の上を散歩しているかのような没入感を得られるはずです。広島空港というアクセス拠点と直結することで、ビジネスの合間や、特別な記念日のサプライズとして利用する方が増えることも期待できるでしょう。
水陸両用機が水面を滑走し、ふわりと浮き上がる瞬間の独特な浮遊感は、一度味わうと忘れられません。自然豊かな瀬戸内エリアにおいて、環境への負荷を考慮しつつ観光資源を最大化するこの試みは、地方創生のモデルケースとしても非常に優れていると感じます。2020年1月10日から始まる新しい空の歴史。あなたも広島空港から、まだ見ぬ絶景を探す旅に出かけてみてはいかがでしょうか。空と海が溶け合う青の世界が、あなたを優しく迎え入れてくれるに違いありません。
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