フィリピンの首都マニラでは、慢性的な交通渋滞が市民の大きな悩みとなっていますが、2020年01月01日現在、その救世主として「バイクタクシー」が爆発的な支持を得ています。東南アジアの近隣諸国では馴染み深いこのサービスですが、実はフィリピンの法律ではまだ正式な許可が下りていません。
こうした法的な壁がある中で、新興企業の「アンカス(Angkas)」が、当局による安全性検証を目的として2019年06月から試験的な運行を開始しました。同社の配車アプリはすでに250万回を超える驚異的なダウンロード数を記録しており、街中ではアンカスのロゴを掲げたバイクが颯爽と駆け抜ける姿が日常風景になりつつあります。
SNS上では「移動時間が半分になった」「もうジプニーの渋滞には戻れない」といった喜びの声が溢れており、利便性が法規制を追い越している状況が伺えます。安全面への懸念は残るものの、生活に不可欠なインフラとして市民の心を完全に掴んでいるのは、紛れもない事実と言えるでしょう。
日本への関心も最高潮!熱気を帯びる旅行博とeスポーツの台頭
バイクタクシー以外にも、フィリピンでは新しい波が次々と押し寄せています。特に海外旅行への熱意は凄まじく、各地で開催される旅行博はどこも大盛況です。2019年11月には、日本が初の大規模イベント「ジャパンフィエスタ」を主催し、わずか2日間で1万8000人もの人々が詰めかけました。
韓国やシンガポールといった競合国のイベントも賑わいを見せており、中間層の拡大がレジャー需要を力強く押し上げています。また、デジタル世代の若者を中心に「eスポーツ」への関心も急速に高まりました。eスポーツとはコンピューターゲームを競技として捉える文化ですが、これが公式競技として認められた影響は絶大です。
2019年に開催された東南アジア競技大会(SEAゲームス)で、eスポーツが初めて正式種目に採用されたことは、社会的な認知度を飛躍的に高めるきっかけとなりました。もはやゲームは単なる遊びではなく、情熱を注ぐ対象へと進化しており、現地の若者のライフスタイルを根底から変えつつあります。
さらに、SNSでの自己表現を重視する文化から、スマートフォンのカメラでは満足できない層が「ミラーレスカメラ」を手に取り始めています。レンズ交換が可能でありながら小型軽量なこのカメラは、比較的手頃な価格帯のモデルがヒットしており、フィリピンの消費文化の成熟を感じさせます。
編集者の視点から見ると、現在のフィリピンは利便性と自己実現への投資を惜しまない、非常にエネルギッシュなフェーズにあります。法的整備を待ちきれないほどの技術革新と、文化的な多様性が融合するこの勢いは、今後さらに加速していくことは間違いないでしょう。
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