多くの人がのんびりと過ごす正月休みですが、実はネットショッピングが最も熱く盛り上がる時期であることをご存じでしょうか。購買行動を分析するデータによると、慌ただしい年末よりも、一息つける年始のほうがウェブサイトへのアクセス数が増加する傾向にあります。2020年の幕開けもまさにその通りの展開となり、お年玉や冬のボーナスを手に、多くの方が画面に見入っていたようです。特に注目を集めたのが、思い切った割引に踏み切ったゲーム機と、スポーツ界を揺るがしたランニングシューズでした。
SNSでも「この価格なら今さらでも買うしかない」「神がかったコスパ」と大きな祭り状態になっていたのが、ソニーが誇る「プレイステーション4(PS4)」です。通常であればクリスマス商戦がピークとなるゲーム市場ですが、今回は年末年始にかけて異例の爆発的ヒットを記録しました。その理由は、2019年12月19日から2020年1月5日までの期間限定で実施された、驚きの「1万円引きキャンペーン」にあります。定番モデルが税別1万9980円という、2万円を切る衝撃的な安さで提供されたのです。
2020年の年末には次世代機である「PS5」の発売が控えていますが、新型機にはPS4のソフトをそのまま遊べる「互換性(過去の機種のゲームを新しい機種でも動かせる仕組み)」が備わると噂されています。今買っても購入した資産が無駄にならず、長く現役として楽しめる安心感が、消費者の背中を強力に後押ししたのでしょう。個人的にも、名作ソフトが揃い切ったこのタイミングでの値下げは、最高のエンタメ体験を安価に手に入れる絶好のチャンスだったと確信しています。
また、パソコン市場でも「Windows 7」のサポートが2020年1月14日に終了することに伴い、激しい買い替え需要が巻き起こりました。OS(コンピューターの全体を管理して動かす基本ソフト)の期限切れを前に、ノートパソコンへの注目度は正月休みが終わる2020年1月4日に最高潮を迎えています。サポート終了直前の駆け込み需要は凄まじく、一部のメーカーでは製造が追いつかないほどのパニック状態となっており、世間の関心の高さがうかがえます。
さらに、新春の日本中を驚かせたのが、ナイキの厚底シューズ「ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」の大躍進です。2020年の箱根駅伝でなんと8割以上の選手がこの鮮やかなシューズを着用し、テレビ画面を独占しました。SNSでも「全員ナイキを履いている」「靴の概念が変わる」と駅伝ファン以外からも驚きの声が続出しています。独自のカーボンプレート(推進力を生み出す軽くて頑丈な炭素繊維の板)が生み出す異次元の走りは、ランナーの足を衝撃から守りながら異例の好記録を連発させました。
この圧倒的な宣伝効果により、2020年1月3日にはアクセス数が通常の10倍以上に跳ね上がりました。現在はあまりの人気に入手困難となっており、市場価格が4万円を超えるプレミア状態が続いています。2020年は東京五輪という世界的なスポーツの祭典が控えているため、こうした機材の進化がもたらす大ヒット現象は今後もさらに加速するでしょう。これからはスポーツ関連やテレビなどのAV機器の動向から目が離せそうにありません。
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